獨協大学男子ラクロス部

獨協大学男子ラクロス部（どっきょうだいがくだんしラクロスぶ）は、獨協大学の体育会に所属するスポーツチームです。関東学生ラクロスリーグの強豪が集まる1部リーグに属しており、12大学が2つのグループに分かれて熾烈な戦いを繰り広げています。

近年、このチームは著しい競技力の向上を遂げています。特に、卒業生や現役部員がラクロス日本代表に選出されるなど、その実力は全国レベルでも認められています。個々の選手の技術力向上に加え、組織的な戦術理解とチームプレーの成熟が進んだ結果、関東学生リーグ1部の中でも確固たる存在感を示すようになりました。

チームは学部生によって構成されており、学業とラクロスを両立しながら日々練習に励んでいます。リーグ戦における近年の主な成績としては、以下のような軌跡をたどっています。

2022年度: 1部Aブロック2位。チーム史上初めて関東地区の決勝トーナメントであるFINAL4に進出を果たしました。準決勝では強豪の慶應義塾大学と対戦し、6対8と接戦の末に惜しくも敗れましたが、その実力が確かなものであることを証明しました。
2023年度: 1部Aブロック5位。
2024年度: 1部Aブロック5位。

また、関東学生リーグとは別に開催される「関東ラクロス春の最強決定戦」にも参加しており、第1回（2024年）では7大学戦グループ5位、第2回（2025年）ではBブロック1位となり関東ベスト6に進出するなど、着実に実績を積み上げています。

これまでのチームの歴史において、特筆すべき個人や出来事も多くあります。

2008年: 当時所属していた河合広大選手が関東男子1部リーグの得点王に輝き、U-22（22歳以下）日本代表の主将も務めるなど、チームの顔として活躍しました。
2010年: 4年生だった壷井直貴選手が日本代表のフル代表に選ばれ、イギリスのマンチェスターで行われた世界ラクロス選手権に出場しました。この大会のオランダ戦では代表初ゴールを決め、日本の4位入賞に貢献しました。
2011年: 田中祐久選手がU-22日本代表に選出されました。
2022年: 在学中だった辻野勝己選手（現GRIZZLIES所属）が日本代表フル代表に選出され、翌2023年にアメリカ・サンディエゴで開催された世界選手権に出場。初ゴールを記録するなど世界の舞台で活躍し、日本の5位入賞に貢献しました。
2023年: 3年生だった小林和之真選手（現FALCONS所属）が、リーグ戦の競技部門において男子1部得点王賞を受賞しました。

関東学生ラクロスリーグ戦における過去の戦績を見ると、チームが経験してきた浮き沈みと、そこからの成長の軌跡が見て取れます。

2014年：2部グループ1位（1部昇格）
2015年：1部グループ5位（2部降格）
2016年：2部グループ1位（1部昇格）
2017年：1部グループ6位（2部降格）
2018年：2部グループ2位
2019年：2部グループ1位（1部昇格）
2020年：1部グループ3位
2021年：1部グループ4位
2022年：1部グループ2位、関東ベスト4
2023年：1部グループ5位
* 2024年：1部グループ5位

このように、2014年以降は1部と2部を繰り返していましたが、2020年以降は1部に定着し、特に2022年の関東ベスト4進出は、チームが着実に力をつけていることを示す大きな成果となりました。近年、日本代表クラスの選手を複数輩出し、チームとしての歴史的な最高成績を更新するなど、獨協大学男子ラクロス部は関東学生ラクロス界における注目の存在となっています。

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