玄鉄絢

玄鉄絢（くろがね けん）

玄鉄絢は、日本の漫画家、イラストレーターとして活躍しています。埼玉県さいたま市出身で、同人サークル「VOLUTES」を主宰しています。過去には、作品を発表する媒体によって皁鉄絢、紅鉄絢とペンネームを使い分けていた時期もありました。

来歴

1990年代初頭から、成人向け漫画雑誌を中心に投稿活動を重ね、園田健一のアシスタントを経て、1995年に同人サークル「VOLUTES」を立ち上げました。1996年には『DANDY:LION』で商業誌デビューを果たします。

デビュー作となった『DANDY:LION』は、サイバーパンク要素を取り入れた作品でしたが、意匠が凝りすぎて読者を置き去りにする部分が多く、支持を得られませんでした。2000年まで連載されましたが、多くの伏線が未回収のまま未完の状態で終了。その後、同人誌で続編が発表され、物語の収束が図られました。

その後しばらくは目立った活動は見られませんでしたが、この時期に画風を徐々に変化させていきます。同人活動と並行して、少年漫画雑誌でも作品を発表し、2003年からは再び成人向け漫画雑誌で『少女セクト』を掲載します。

『少女セクト』は、レズビアニズムを前面に押し出した作品で、業界内外から大きな反響を呼び、単行本の売り上げも好調でした。この作品をきっかけに、ガールズラブ作品を中心に活動するようになり、活躍の場を広げていきました。

ペンネームの由来は、投稿時代に力強いペンネームにしようと「鉄拳」と書いて「くろがねけん」と読ませようとしたものの、ナムコが『鉄拳』をリリースしたため、変更せざるを得なかったとのことです。

主な作品

漫画
DANDY:LION (1996年 - 2000年)
BLOAD BUNCH (2000年 - 2001年)
BRILLIANT MACHINE (2001年 - 2002年)
Nightingale Gemeinschaft (2002年)
少女セクト (2003年 - 2005年)
interface (2007年)
コノハナリンク (2007年 - 2010年休載)
門客商売 (2008年)
caterpillar & butterfly (2009年)
星川銀座四丁目 (2009年 - 2012年)
ペルソナかれん (2014年 - )
イイタさんペイロード (2016年)
計画的ママ (2006年)
五十鈴のカウンター (2007年)
わたしの軌道 (2007年)
スモーキーゴッドエクスプレス (2014年 - 2017年)
たえちゃんとじみこさん (2017年 - )

挿絵・その他
新・萌えるヘッドホン読本 (2008年)
. (period) (2008年)
384,403km あなたを月にさらったら (2009年)
かなめも (テレビアニメ第7話エンドカードイラスト)
ひだまりスケッチ×ハニカム (テレビアニメ第9話エンドカードイラスト)
桜Trick (テレビアニメ第8話エンドカードイラスト)
百合の世界入門 (2016年)

外部リンク

Light Weight Lo-tek Journal - 公式サイト
玄鉄絢 (@Kuroganium) - X（旧Twitter）
玄鉄絢 - pixiv
足フェチ男爵空をゆく:white_check_mark: (@Kurogane) - Pawoo
* 玄鉄絢 - Komiflo

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