玉ニュータウン

玉ニュータウンとは

『玉ニュータウン』は、テレビ埼玉（テレ玉）を中心に放送されていたバラエティ番組です。2008年6月4日に放送を開始し、2013年3月15日に幕を閉じました。番組は、架空の都市「玉ニュータウン」を舞台に、個性的なキャラクターたちが織りなす独特の世界観と、シュールな笑いが特徴でした。2011年4月以降は、「5いっしょ3ちゃんねる」の同時放送枠として、群馬テレビ、とちぎテレビ、千葉テレビ放送、テレビ神奈川でも放送されました。

2012年4月には番組リニューアルが行われ、『玉ニュータウン 激動編』として新たな展開を見せましたが、2013年3月15日の放送をもって最終回を迎え、翌週の総集編で番組は終了しました。

概要

物語は、埼玉県さいたま市と川口市に存在する架空の都市「玉ニュータウン」が舞台。人口5万人を目標に街を発展させるため、迷い込んださをり（西舘さをり）を中心に、市長、署長、自治会、そして個性豊かな住民たちが試行錯誤を繰り返します。一見すると先行き不透明な状況ですが、様々な企画を通して街を盛り上げようと奮闘する姿が描かれています。

最終回では、玉ニュータウンの市役所が市長、署長、秘書、ホタティアンナらと共に火星へ飛び立つという衝撃的な展開を迎え、番組自体も終了となりました。しかし、「5いっしょ3ちゃんねる」各局では、火星行きを逃した渡辺恋による総集編が放送され、最後まで視聴者を楽しませました。

番組終了後、玉ニュータウンの製作スタッフは新番組『モテ福』を立ち上げ、同時刻に放送を開始しました。『モテ福』では、演出方法や「禁」マーク（玉ニュータウンでは赤丸）など、玉ニュータウンとの共通点が見られ、ファンにとっては嬉しいサプライズとなりました。

玉ニュータウンの市民たち

番組には、数多くの個性的な市民が登場しました。

ヒデオ: 玉ニュータウン市長。紙粘土で作られたタマゴから人形へと進化。セクハラ疑惑で解雇されるも、選挙で再選を果たす。少年時代は暗殺組織に所属していたという過去も持つ。
ツネアキ: 玉ニュータウン警察署長。イラストから人形へと進化。ダジャレ好きで、キャサリンとは恋人関係にあった。
キャサリン: 市長ヒデオの秘書。本名はトシコ。ツネアキと交際していたが、一時期破局。ラジオパーソナリティーのアルバイトもしている。
西舘さをり: 副市長。謎の光に包まれ、玉ニュータウンに迷い込んだ。
キヨタカ: 聖玉学園高等部の校長先生。金持ちで世間知らず。
アンキラス・タカ: フリーター。「玉ニュータウン・カレー部」の部長。
渡辺恋: 市役所観光課課長代理、兼ホスト店店長代理。最終回で唯一火星に行けなかった市民。
山田詩織: 市役所バイト。現役女子高生。
クロオ・ビーン: 罰ゲームの執行人。黒い帽子と白いマスクが特徴。
ホタティアンナ: 聖玉学園の2年生。ホタテの形をしていて、「パカパカ」と喋る。
ともP: 玉ニュータウンのスナック「とも子」ママ。趣味で占いや人生相談に乗っている。
イッチィ: ヒデオの元ペット。パラボラトカゲという種族。
* 神玉: 大玉玉神社に住む神玉。ヒデオとは15年来の付き合い。

その他にも、バラン爺さん、ウメボシファンタジー、タエバア、玉玉の山、ノーマル坊主、おむすびっ子ロリン、ウィスパー吉塚、乗り鉄のサブ、モーリー、石野勇気、石野未来、シェイリーなど、個性豊かな市民たちが玉ニュータウンを彩りました。

玉ニュータウンの魅力

『玉ニュータウン』は、個性的なキャラクターたちによるシュールな笑いや、予測不可能なストーリー展開が魅力でした。また、番組独自のルールや条例、年間行事など、細部にまでこだわった世界観も視聴者を引きつけました。番組は終了しましたが、その独特な雰囲気は多くのファンに愛され、今もなお語り継がれています。

もう一度検索