玉井夕海

玉井夕海（たまい ゆうみ）

玉井夕海は、1977年8月6日生まれの日本の歌手および女優であり、東京都出身です。また、彼女は音楽パフォーマンス集団「渋さ知らズ」のヴォーカルとしても知られています。彼女の多彩な活動は、音楽だけでなく、映画や舞台でも見ることができ、その独自なスタイルで多くのファンを魅了しています。

略歴

東京藝術大学の美術学部建築科に入学したものの、途中で中退。しかしその在学中に、宮崎駿が主催するアニメーション演出講座「東小金井村塾2」を修了し、この経験がきっかけとなり、大ヒット映画『千と千尋の神隠し』のリン役に選ばれました。これを機に玉井は声優としての才能を認められることとなります。

1999年8月には、箏奏者のかりんと共に音楽パフォーマンス集団「Psalm」を結成しました。このグループは、ジャンルにとらわれず、独自の世界観を持つ音楽性を展開し続けています。

2005年には天草を舞台にした映画『もんしぇん』の制作を開始し、2006年に公開。玉井はこの作品で主演を務めるだけでなく、音楽監督や脚本家としても活躍しました。登場人物の「ちい」は、シンガーソングライターの鬼束ちひろがモデルとなっており、鬼束もこの映画の特別ライブに参加し、美しい作品であると称賛しました。

音楽活動

玉井は音楽活動にも力を入れており、2015年には初のソロアルバム『MOTHER SUN』をリリース。この作品は、不破大輔のプロデュースのもと、ピアニストの山口コーイチやギタリストのファンテイルなど、渋さ知らズのメンバーとともに制作されました。

また、2016年には東京都知事選挙で街頭演説の司会を務め、アコーディオンを披露しながら政治的なメッセージも発信しました。

その他の活動

彼女は女優としても多くの映画や舞台に出演しています。映画『しがらきから吹いてくる風』や『伏 鉄砲娘の捕物帳』などに登場。また、舞台にも積極的に参加し、寺山修司のミュージカルやNODA・MAPの公演など、さまざまな作品でその演技力を発揮しています。

ディスコグラフィ

玉井の音楽活動は彼女のアルバムやシングルに明らかです。特に、映画『もんしぇん』のオリジナルサウンドトラック（2006年）や、アルバム『ales』（2013年）など、彼女が手掛けた作品は多岐にわたります。

結婚とプライベート

2007年には映画『もんしぇん』の監督である山本草介と結婚し、神楽坂で結婚パーティを開いたことでも知られています。

現在

玉井夕海の活動は、今なお活発で、アーティストとしてだけではなく、社会活動にも力を入れ、自らのスタンスを貫いています。彼女の今後の動向から目が離せません。

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