玉光神社

玉光神社について

概要

玉光神社（たまみつじんじゃ）は、東京都三鷹市にある神道系新宗教団体です。創始者は本山キヌエであり、その教えは玉光大神に基づいています。信者は日々の祭事を通じて神々との交流を深めることを重視しており、教義には瞑想や祈りを介して神との出会いを求める生き方が示されています。

教義

玉光神社の信者は、玉光大神との強い結びつきを育むことを理想としており、そのために「御祭神」は玉光大神と定められています。祭事は神々の協議の場とされ、献身的な奉仕を遂行することが信者の組織的使命とされています。教典としては『玉の光』と『十五条の御神訓』があり、特に『玉の光』は玉光神社独自の祝詞として重要視されています。

『玉の光』は1940年頃、信者からの要望を受けて作成されたもので、元々は『恵厳顕蔵経』を基に編集されたものです。この教典の中では、宇宙の仕組みや人間の生き方、祈りの意義が探究されています。『十五条の御神訓』は、初代宮司の本山博が1995年に玉光大神から授かった教えで、2015年には根本教典として位置付けられました。

教訓内容

『十五条の御神訓』には、宇宙と人間の関係、カルマや神の愛についての教えが数条にわたって述べられています。例えば、「神は愛と智慧をもってすべてを生かし進化させ賜う」という教えは、神の存在とその愛が具現化されることを示しています。また、「人や自然を害する者は亡びる」という部分は、自然との調和や人間関係の大切さを強調しています。

沿革

玉光神社は1932年にその起源を持ち、以降数々の重要な出来事を経て成長してきました。1932年には教祖・本山キヌエに玉光大神が降臨し、1933年に香川県小豆島に本社が設立されます。その後、東京に移転や新たな社殿の落成などを経て、1952年には宗教法人として登録されました。

次第に、信者の数も増加し関連団体の設立が進みました。1972年には国際宗教・超心理学会（IARP）が発足し、1991年には関連大学院も開校しました。近年ではカリフォルニアの大学院設立や日本での活動も活発化しています。

祭事

玉光神社では季節ごとに様々な祭事が行われ、特に元旦祭や教祖祭が重要な行事として位置づけられています。信者たちは、これらの祭事を通じて神とより深い結びつきを持つことを目指しています。普段の生活の中でも、祭事や日々の礼拝を通じて神との関係を大切にし、カルマを見つめ直すことを促されています。

参考資料

玉光神社についての詳細は、公式サイトや関連書籍、本山キヌエの自叙伝などで確認できます。また、全国の信者と繋がるためのコミュニティも形成されており、さらなる学びの場が提供されています。

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