玉名市立三ツ川小学校

玉名市立三ツ川小学校の歴史と概要

玉名市立三ツ川小学校は、熊本県玉名市三ツ川に位置した公立小学校であり、62年にわたる歴史を持っています。この小学校は、2018年3月末をもって閉校し、その後「玉名市立玉陵小学校」に統合されました。

概要

三ツ川小学校は、1956年に南関町の三ツ川地区が玉名市に編入された際に設立されました。その前身は南関町立南関第五小学校であり、玉名市に移管されることにより新たに「玉名市立三ツ川小学校」としてスタートを切りました。1955年に、南関町立の小学校は閉校となり、翌年に正式に開校した形になります。62年間の教育活動は多くの子供たちに学びの場を提供し、地域社会に貢献してきました。

校訓と校章

三ツ川小学校の校訓は「きたえよ体、みがけよ心、たかめよ学び」であり、これは生徒たちの心身の成長と学問への探求心を促すものでした。校章は、中央に「三ツ川」の文字が縦書きで配され、その背景には桜の花弁が描かれており、地域との結びつきを表現しています。

校歌

校歌は作詞を野中長寿、作曲を滝本泰三が手掛けており、歌の中には「三ツ川小学校」という校名が登場する歌詞が3番まであります。この校歌は、学校の生徒たちが歌い継いできた思い出深い楽曲でした。

通学区域と中学校区

通学区域は、玉名市の川床、石尾、福山、西原の地域であり、中学校は玉名市立玉陵中学校へ進学しました。これにより、地域の子供たちは小中一貫教育の体制の下、切れ目のない教育を受ける機会が提供されていました。

沿革の詳細

南関町立南関第五小学校の歴史

三ツ川小学校に辿る前の歴史は、1876年に創立された「田原小学校」から始まります。その後、1908年には「三ツ川尋常高等小学校」に改称し、1931年には合併して「米富尋常高等小学校」となりました。近代的な学校制度の下で、1947年には「米富村立米富小学校」に改名され、1955年には「南関町立南関第五小学校」に改称されました。

玉名市立三ツ川小学校への移行

1956年1月1日、三ツ川地区が玉名市に編入されたことで、「玉名市立三ツ川小学校」として新たに開校しました。その後も地域コミュニティに根ざした教育を続け、2018年に多くの小学校が統合されることになります。

閉校とその後の状況

2018年3月31日には、玉名市立小学校6校の統合に伴い、三ツ川小学校は閉校しました。新たに設立された「玉名市立玉陵小学校」では、小中一貫教育が提供され、教育の質がさらに向上しています。また、閉校後の跡地は「チルミツ Chill-Out Campfield MITSUKAWA」として整備され、地域の憩いの場となっています。

交通アクセス

最寄りの交通機関は九州産交バスの「山伏原」停留所であり、周辺には熊本県道・福岡県道4号玉名八女線が通っています。このようにアクセスが良好な場所にあった三ツ川小学校は、地域住民に広く利用されてきました。

結論

玉名市立三ツ川小学校は、地域に深く根付いた教育機関としての役割を果たしてきました。その62年の歴史は、地域の人々にとっての誇りであり、また新たな形で繋がりを持ち続けています。

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