玉名市立横島小学校

玉名市立横島小学校の概要

玉名市立横島小学校（たまなしりつ よこしま しょうがっこう）は、熊本県玉名市横島町に位置する公立の小学校です。創立は1873年にさかのぼり、横島西小学校から始まった歴史を持つ学校です。2007年には現在の校名に改称され、2023年には創立150周年を迎えます。

校訓と教育目標

学校の校訓は「かしこく　なかよく　元気よく」であり、児童の知性、友情、活力を育むことを目指しています。また、学校教育の基本的な目標として「ふるさとを愛し、未来の創り手となる児童生徒の育成」が掲げられており、将来の社会を担う人材の育成に力を入れています。これらの理念を基に、地域の特徴を生かした教育が行われています。

校章と校歌

校章は桜の花弁を背景に、中央に「横島」の文字が縦書きで配置されており、地域の象徴的な存在を表現しています。校歌は金栗堅の作詞、古城秀雄の作曲で構成され、3番までの歌詞にはすべて「横島小学校」が登場します。これにより、児童たち自身の学校への愛着を深めることが促進されています。

通学区域と中学校区

玉名市立横島小学校の通学区域は大園谷、大園東などを含む広いエリアで、地域の子どもたちが通学しています。また、卒業後の進学先は玉名市立有明中学校となっており、小学校から中学校への一貫した教育が実現されています。

沿革

創立から統合まで

1873年、横島西小学校として創立された後、1874年には横島東小学校が、その翌年には横島南小学校が設立されました。1896年にこれらの学校が統合され、「横島尋常小学校」として新たにスタートしました。このように、数度の改称や統合を経て、教育機関としての基盤が確立されていきました。

教育制度の変革

1941年には国民学校令が施行され、玉名郡横島村横島国民学校となるなど、時代ごとの教育制度の変化に柔軟に対応してきました。1947年の学制改革により、現在の横島小学校となり、1990年代に入っても施設の整備が進められてきました。

学校生活と施設

横島小学校では、教育活動を支えるために様々な施設が整備されています。1953年から1968年にかけて、校舎の増築や体育館の建設が行われ、給食室やプールも新設されました。最近では、太陽光発電の導入や新しいパソコン教室の設立など、環境にも配慮した取り組みが行われています。

地域との関わり

玉名市立横島小学校は地域社会との密接なつながりを重視しており、地域行事への参加や地元の方々との交流イベントが活発です。これにより、児童たちは自分のふるさとを深く理解し、地域へ愛着を持つことができるようになっています。

交通アクセス

学校へのアクセスは、最寄りの幹線道路である国道501号からの接続が便利です。また、近隣には玉名市横島体育館や横島図書館が位置しており、地域の教育環境が整っています。

玉名市立横島小学校は、明治時代からの長い歴史を持ちながらも、現代の教育に適応し続ける学校であり、未来の児童たちを育てるための多くの取り組みがなされています。

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