玉性院

玉性院の概要

岐阜市加納天神町にある玉性院（ぎょくしょういん）は、真言宗醍醐派に属する寺院であり、その本尊は不動明王です。この寺院の山号は東光山 と呼ばれ、美濃四国の四十番札所としても知られています。

歴史の歩み

玉性院は、慶長年間に理源法脈37世の義演法海によって創建されました。寺院の名前が地図に登場するのは文化年間であり、その時期には「修験玉性院」と記されています。この寺院は、度重なる災害を乗り越えて、その姿を現在に受け継いでいます。
特に、濃尾地震および岐阜空襲の影響を受けた後、再び再建が行われ、今の形になりました。

文化的行事

玉性院で行われる独自の祭りとして、つりこみ祭りがあります。この祭りは昭和27年（1952年）の開始以来、節分の時期に厄男が鬼に扮し御輿を担ぐという、地域の風物詩として定着しています。また、この祭りは時を経て厄女が「おかめ」に扮する形も取り入れられており、さらなる華やかさを加えています。

神々の安置

この寺院の本尊である不動明王のほかにも、多くの神々が祀られています。中には庚申青面金剛、秋葉三尺坊大権現、弘法大師、そして歓喜天が含まれています。これらの神々は、地区の信仰の対象となり、訪れる人々に安らぎや願い事の成就をもたらす存在として崇められています。

御朱印の特徴

平成30年（2018年）からは、特別な金の御朱印が提供されるようになりました。この御朱印は訪れる信者や観光客にとって、貴重な記念品となることでしょう。これにより、更に多くの人々が玉性院を訪れるきっかけとなっています。

最後に

岐阜県岐阜市に位置する玉性院は、その歴史的背景や文化的行事、信仰の対象となる神々の存在から、訪れる人々に深い感動を与える寺院です。神秘的な雰囲気の中で、心静かに過ごすことができる場所として、多くの人々に愛され続けています。

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