王座戦 (台湾)

台湾囲碁棋戦「王座戦」

台湾の囲碁界において重要な棋戦の一つである「王座戦」は、2006年に台湾棋院によって創設されました。その前身は、2002年から2005年まで行われていた「台湾棋院杯プロ囲棋戦」です。また、1983年には「快棋王座戦」という別の形式の棋戦も開催されていました。

概要

主催: 台湾棋院
優勝賞金:
第1期: 30万元
第2期以降: 40万元

方式

王座戦の方式は、以下のようになっています。

1. リーグ戦: 8人の棋士によるリーグ戦が行われ、このリーグ戦の成績上位者が、前年の王座への挑戦権を獲得します。
2. 挑戦手合: 挑戦者と王座の間で五番勝負が行われ、勝利した棋士が新たな王座となります。
第1期は、台湾棋院杯の優勝者が王座への挑戦者となりました。
3. リーグ戦シード: リーグ戦の上位4名は、次期のリーグ戦へのシード権を獲得します。
4. 持ち時間:
リーグ戦・挑戦手合: 各3時間、残り5分から秒読み
一、二次予選: 各2時間、残り3分から秒読み
5. コミ: 6目半
6. 予選: アマチュア棋士も予選に参加することができます。

名誉称号

陳詩淵は、王座戦において連続5期優勝を果たしたことで、名誉王座の称号を得ています。

歴代優勝者

年度	優勝者	結果	挑戦者
:-	:-	:--	:-
2006年	周俊勲	3-1	林至涵
2006年	周俊勲	3-1	陳詩淵
2007年	周俊勲	3-2	陳詩淵
2008年	陳詩淵	-	(周王座の台湾棋院脱退によりリーグ戦7-0の陳詩淵が王座となる)
2009年	陳詩淵	3-0	林立祥
2010年	陳詩淵	3-1	蕭正浩
2011年	陳詩淵	3-1	林至涵
2012年	陳詩淵	3-0	王元均
2013年	蕭正浩	3-1	陳詩淵

快棋王座戦

過去には、「快棋王座戦」という別の形式の棋戦も開催されていました。

主催: 応昌期基金会
方式: トーナメント制
優勝者: 陳長清
* 準優勝者: 戴嘉伸

王座戦は、台湾の囲碁界において、トップ棋士たちがその技を競い合う重要な舞台となっています。今後も、新たなスター棋士の誕生や、記憶に残る名局が生まれることが期待されます。

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