王新朝喜

王 新朝喜のプロフィールと経歴

王 新朝喜（おう あさこ、1987年12月16日生まれ）は、中華人民共和国の天津市に生まれた日本の元女子バスケットボール選手です。彼女はバスケットボール女子日本リーグの三菱電機コアラーズでプレーし、ポジションはセンターでした。本名は王 岑静（ワン ツェンジン）で、将来の日本代表選手を目指す彼女の情熱と実績は、多くの人々に感動を与えています。

来歴

王は天津第八十九中学校を卒業後、2003年に岐阜女子高等学校に留学しました。在学中の1年生からバスケットボールチームのメンバーに名を連ね、すぐに全国大会に出場しました。3年生の時には2005年のインターハイでベスト4に進出し、またウィンターカップではベスト8入りを果たしました。2006年4月には白鷗大学に進学し、更なるバスケットボールスキルの向上を目指しました。

2010年には三菱電機に入社し、ウィンターカップの2010-11シーズンでは7試合に出場し、入れ替え戦の三試合にも参加しました。そのシーズン中、彼女は1試合で11得点8リバウンドを記録し、Wリーグ昇格に貢献しました。2011-12シーズンでは主力選手として28試合に出場し、リバウンド数でリーグ2位の成績を収めました。

さらに、2012-13シーズンには22試合に出場し、リーグ3位の16.09得点、9.0リバウンドを記録しました。そしてその年の8月には日本国籍を取得しました。2013-14シーズンも33試合に出場し、再びリーグ3位の16.24得点、10.15リバウンドを記録しました。王新朝喜は2020年に現役引退を発表しました。

日本代表歴

三菱電機に加入した2010年ごろから、日本代表選手への夢を描いていた王新朝喜。しかし、日本国籍の取得には迷いがあり、日本のバスケットボールへの情熱に感動したことが大きな理由だと述べています。中国との対戦時には、家族や友人が全員天津に住んでいるため、複雑な感情を抱いていましたが、日本代表として戦うことに誇りを持つことができました。

日本への帰化手続きが完了した2013年には、日本代表に初めて選ばれ、東アジア競技大会に出場しました。その後、2013年のバスケットボール女子アジア選手権にも出場し、金メダル獲得に貢献。5試合に出場し、平均8.0得点、4.2リバウンドの素晴らしい成績を残しました。

2014年には女子バスケットボール世界選手権にて予選リーグで3試合に出場し、2015年のアジア選手権では連覇に貢献しました。また、2016年のリオデジャネイロオリンピックにも出場しています。

結論

王新朝喜は、その強い意志と努力によって日本の女子バスケットボール界において重要な存在となりました。彼女の活躍は、背景や文化を越えて、多くの人々に勇気を与えています。これからも彼女の足跡が、次世代の選手たちに受け継がれていくことでしょう。

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