王蒙徽

王蒙徽（おう もうき）

王蒙徽（1960年1月29日 - ）は、中華人民共和国の官僚、政治家です。中国共産党第19期中央委員会委員を務めました。

経歴

1960年1月29日、江蘇省塩城市で生まれる。1978年に清華大学建築系建築学科に入学し、建築学を学びました。学生時代には共産主義青年団の活動にも参加し、1981年11月に中国共産党に入党。

1983年に大学を卒業後、母校である清華大学に残り、教員としてキャリアをスタートさせました。建築系の学生工作組副組長、指導員、学生工作組組長、建築学院院長助理などを歴任し、教育・研究活動に従事しました。

1993年、王蒙徽は地方行政の世界に足を踏み入れ、広東省広州市傘下の県級市であった番禺市（現在の番禺区）人民政府副市長に就任しました。その後、1995年8月には同じく県級市である増城市人民政府副市長に転任し、都市計画や経済開発などの分野で手腕を発揮しました。

1998年3月、広州市建設委員会処長に就任し、広州市全体の都市建設に関わる業務を担当しました。同年9月には広州市規画局副局長、局長を歴任し、広州市の都市計画策定と実施において中心的な役割を果たしました。2002年12月、中国共産党番禺区委員会副書記、代区長、区長に就任し、番禺区の行政を統括しました。

2004年5月、王蒙徽は中国共産党汕尾市委員会副書記、市長に転任。2008年9月には中国共産党雲浮市委員会書記、市人大常委会主任に就任し、それぞれの都市の発展に尽力しました。

2011年12月、王蒙徽は福建省人民政府副省長に就任。2013年5月には中国共産党福建省委員会常務委員、中国共産党廈門市委員会書記に就任し、福建省の経済発展を主導しました。

2016年8月、王蒙徽は遼寧省に転勤し、中国共産党遼寧省委員会常務委員、中国共産党瀋陽市委員会書記に就任しました。2016年12月には中国共産党遼寧省委員会専職副書記に就任しました。

2017年6月、中華人民共和国住宅都市農村建設部党組書記兼部長に就任し、住宅政策や都市開発、農村建設などを担当する責任者となりました。2022年3月29日、中国共産党湖北省委員会書記に就任し、同省の党務を統括しました。2024年12月31日に同職を退任しています。

王蒙徽は、清華大学での学術キャリアから地方行政、そして中央政府の要職に至るまで、幅広い経験を持つ官僚、政治家です。都市計画や経済開発、党務など、様々な分野でリーダーシップを発揮し、中国の発展に貢献してきました。

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