琉神マブヤー2

琉神マブヤー2

『琉神マブヤー2』は、琉球放送が2010年10月から12月まで全国放送した特撮番組です。「たーち」という言葉は沖縄の方言で「2」を意味し、前作『琉神マブヤー』の人気を受けて制作されました。この続編では、新旧のキャストが共演し、沖縄の文化や自然が背景となった冒険物語が展開されます。

番組の概要

『琉神マブヤー2』は、もともと2008年に放送された『琉神マブヤー』の続きでありながら、大幅なキャスト変更が行われました。しかし、前年放送の『琉神マブヤー外伝 SO!ウチナー』のキャストが多く登場し、ファンにとって新鮮さと懐かしさが融合した作品となっています。物語は沖縄の神々と自然の精霊であるマジムンたちとの戦いを描き、地域の伝承や文化が巧みに取り入れられています。

放送情報

この番組は、2012年にはTOKYO MXで放送され、多くの視聴者に楽しまれました。また、特別番組として映画『琉神マブヤー THE MOVIE 七つのマブイ』が公開される直前に特番も放送されました。さらに、J-COMチャンネル関西ではベストセレクションが放送され、ニコニコ動画では有料配信も行われました。

あらすじ

物語は、ヒジュルーゾーンに飛ばされた兄を探すカナイが主人公です。彼の旅の途中で新たな敵、「ハブクラーゲン」と「ヒメハブデービル」が現れ、再び沖縄のマブイ（命）を狙います。しかし、ヒメハブデービルの真の狙いは、一見単純なものではなく、物語は次第に深みを増していきます。

登場キャラクター

主要キャラクターには、カナイ役の翁長大輔、ニライ役の末吉功治、ナミ役の仲本紫野など多彩なキャストが揃っています。マジムンたちや、沖縄の文化を象徴するキャラクターたちも登場し、物語を盛り上げます。また、ゲストキャラクターには個性的な面々が名を連ねており、視聴者を楽しませています。

スタッフ

番組の制作チームも重要な要素です。プロデューサーには古谷野裕一、瀬川辰彦らが名を連ね、脚本は山田優樹が担当しました。視覚的な魅力を引き出すために、撮影や音楽にも細やかな工夫がされています。

音楽と映像ソフト化

オープニング曲やエンディング曲も印象的で、楽曲は上地正昭が手がけ、ディアマンテスやマングーチュの歌声が番組を彩ります。さらに、2011年にはDVDとして映像ソフト化され、特典映像や字幕の追加などが行われ、ファン必見の内容となっています。

まとめ

『琉神マブヤー2』は、沖縄の魅力を特撮の形で表現した作品です。地域の文化や歴史を取り入れた物語は、視聴者に深い感動と共感を呼び起こします。新旧のキャストや魅力的な音楽、特撮技術の融合が、この特撮番組の最大の魅力であり、シリーズを通じて愛され続けています。

もう一度検索