生駒市立上中学校

生駒市立上中学校

生駒市立上中学校（いこましりつかみちゅうがっこう）は、奈良県生駒市に位置する公立の中学校です。地域では「上中（かみちゅう）」という略称で呼ばれ親しまれていますが、県内の上牧町立上牧中学校も同じく「かみちゅう」と略されるため、混同される場合があります。

沿革

本校の歴史は、1981年（昭和56年）7月に「仮称第六中学校」として建設が始まり、翌1982年（昭和57年）5月30日に開校したことに始まります。開校から間もない1983年（昭和58年）2月には、学校の象徴である校旗、校章、そして校歌が制定されました。

その後も、本校は教育研究や地域貢献に積極的に取り組みました。1997年（平成9年）には文部省からスクールカウンセラー活用調査研究校に指定されたほか、生駒市コンピュータ活用推進校としても実践を重ねました。また、児童生徒のボランティア活動普及事業への協力校として、生徒の社会参加を支援しました。環境美化活動も熱心に行い、生駒市花と緑のまちづくりコンテスト景観賞（2000年）や奈良県クリーン・グリーン賞（2001年）を受賞しています。学校全体の取り組みも評価され、2016年（平成28年）には生駒市民憲章実践推進者表彰を受けました。近年のICT教育推進の一環として、2021年（令和3年）3月には生徒一人一台のタブレット端末が配布されるなど、教育環境の整備も進められています。

教育方針と特色

本校は「文武両道」を校風とし、学習活動と部活動の両立を重視しています。多くの生徒が部活動に参加しており、活発な学校生活を送っています。学業面でも優れた実績を上げており、奈良県内の主要な進学校である奈良高校や、難関とされる私立高校への高い進学率を誇るなど、学力においても地域有数の学校として知られています。地域において、学習と活動の双方で生徒を育成する教育機関として評価されています。

部活動

生徒は様々な部活動で活躍しています。文化部には吹奏楽部、家庭科部、美術部があり、運動部には以下のものがあります。

ソフトボール部（女子）
ソフトテニス部（女子）
バスケットボール部（女子・男子）
ハンドボール部（女子・男子）
サッカー部（男子）
水泳部（女子・男子）
野球部（男子）
卓球部（女子・男子）
* 陸上部（女子・男子）

中でもハンドボール部は奈良県を代表する強豪校として知られ、全国大会に幾度も出場しています。全国中学校ハンドボール大会には複数回出場し、2005年（平成17年）には準優勝という輝かしい成績を収めました。また、全国中学生ハンドボール選手権大会にも多数出場しています。これらの実績により、市や県から複数回表彰を受けています。

ハンドボール部以外にも、文化部、運動部を問わず全国レベルの活躍が見られます。吹奏楽部は関西吹奏楽コンクールでの金賞受賞や日本管楽合奏コンテスト出場、卓球部は全国中学校選抜卓球大会に、陸上部は全日本中学校陸上競技選手権大会に（棒高跳び）、サッカー部は全国中学校サッカー大会にそれぞれ出場を果たしています。

かつては部活動の活動日が多く、長期休業中も熱心に活動していましたが、生駒市内の他校で発生した痛ましい熱中症事故を契機に、現在は生駒市全中学校共通で部活動の活動時間に制限が設けられています。

学級数

近年、本校の校区内における児童生徒の人口増加が顕著であり、それに伴い学級数も増加傾向にあります。以前は各学年4クラス程度でしたが、現在はそれ以上の学級数で教育活動を行っています。

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