甬台温線

甬台温線（ようだいおんせん）

甬台温線は、中国浙江省の寧波市と温州市を結ぶ高速鉄道路線です。正式名称は「甬台温铁路」で、英語では「Ningbo–Taizhou–Wenzhou Railway」と表記されます。「甬台温旅客専用線」や「甬台温高速鉄道」とも呼ばれます。

2005年10月27日に建設が開始され、2009年9月28日に開業しました。この路線は、中国の東南沿岸部を南北に結ぶ「杭福深旅客専用線」の一部を構成しており、温州南駅で同じく杭福深旅客専用線を構成する温福線と接続しています。

路線概要

路線の全長は279.09kmで、設計上の最高速度は250km/hです。これにより、寧波駅と温州南駅の間を最短で1時間12分で移動することが可能です。主に旅客輸送を目的としていますが、貨物列車も運行されています。

過去の事故

2011年7月23日、甬台温線の温州市内の区間で、列車同士の衝突脱線事故が発生し、40名もの方が亡くなるという痛ましい事故が起こりました。

駅一覧

（駅名については、具体的な情報が提供されていないため、ここでは割愛させていただきます。）

歴史

2005年10月27日：着工。
2007年9月6日：鳳凰山トンネル（7979m）が貫通。
2009年7月8日：試運転開始。
2009年9月28日：温福線と共に開業。
2010年9月8日：寧波東駅使用開始、リニューアル工事のため寧波駅閉鎖。
2011年7月23日：温州市内で衝突脱線事故が発生。


甬台温線は、浙江省の沿岸部における重要な交通インフラであり、地域間の移動を円滑にする役割を果たしています。しかし、過去の事故を教訓に、より安全な運行が求められています。

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