田中信一 (スキージャンプ)

田中信一（たなか しんいち）は、1959年5月15日生まれ、北海道出身の元スキージャンプ選手です。駒大岩見沢高校、日本大学を経て、北海道拓殖銀行に所属し、選手として活躍しました。

高校時代は、後にオリンピックにも出場する会沢仁康、渡瀬弥太郎といった有力選手が先輩にいましたが、彼らに匹敵するほどの目立った成績を収めるには至りませんでした。しかし、20代後半に入ってから徐々に実力を伸ばし、日本代表に選出されるまでになりました。

国際大会への出場も果たし、1987年のノルディックスキー世界選手権（オーベルストドルフ）では、70m級57位、90m級55位、団体戦16位という成績を残しました。翌1988年には、28歳でカルガリーオリンピックに出場。70m級52位、90m級47位、団体戦では11位という結果でした。

国内大会においては、1989年の雪印杯全日本ジャンプ大会成年組、1990年のUHB杯ジャンプ大会、そして同年の国民体育大会冬季大会成年Bで優勝するなど、輝かしい成績を収めています。

現役引退後は、北海道拓殖銀行スキー部の監督としてチームを率い、後進の指導にあたりました。さらに、日本代表スキージャンプのコーチも務め、日本のスキージャンプ界の発展に貢献しました。

主な競技成績

1989年2月4日：第30回雪印杯全日本ジャンプ大会成年組 優勝
1990年2月3日：第2回UHB杯ジャンプ大会 優勝
1990年2月23日：第45回国民体育大会冬季大会成年B 優勝

田中信一は、選手としてだけでなく、指導者としても日本のスキージャンプ界に貢献した人物として記憶されています。

外部リンク

田中信一 - Olympedia（英語）

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