田中邦彦 (実業家)

田中邦彦

田中邦彦（たなか くにひこ、1951年1月27日 - ）は、日本の実業家であり、大手回転寿司チェーン「くら寿司」の創業者であり、代表取締役社長を務めています。

人物

1951年、岡山県総社市に生まれました。岡山県立総社高等学校を経て、桃山学院大学経済学部経済学科に進学。大学卒業後、タマノヰ酢（現タマノイ酢）に入社しました。1977年5月にタマノイ酢を退社後、大阪府堺市で寿司店を開業。1990年3月に株式会社くら寿司を設立し、代表取締役に就任しました。1995年11月には、株式会社くらコーポレーションを設立しています。

田中邦彦は、寿司皿を自動回収して枚数をカウントするシステムや、寿司皿に識別コードを付与する鮮度管理システムなど、数々の独自システムを開発しました。これらのシステムは、くら寿司の効率的な運営と品質管理に大きく貢献しています。

桃山学院大学在学中に学生結婚し、妻の田中節子は、くら寿司株式会社の取締役環境事業本部長を務めています。長男の田中信も同社取締役副社長として経営に参画しています。

経歴

1973年：桃山学院大学経済学部卒業
1977年：タマノイ酢を退社後、個人寿司店を開業
1990年：株式会社くら寿司を設立
1995年：株式会社くらコーポレーションを設立
2001年：ナスダック・ジャパンに上場
2004年：東京証券取引所2部に上場
2005年：東京証券取引所1部へ指定替え

テレビ出演

日経スペシャル カンブリア宮殿 「安さと品質は両立する！」（2007年7月23日、テレビ東京）- くらコーポレーション社長として出演。

くら寿司について

「くら寿司」は、低価格でありながら高品質な寿司を提供する回転寿司チェーンとして知られています。独自の鮮度管理システムや、アミューズメント性のあるサービス、徹底したコスト削減などにより、多くの顧客を獲得し、大手チェーンとしての地位を確立しました。田中邦彦の経営手腕により、くら寿司は国内外に店舗を拡大し続けています。

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