田代久美子

田代 久美子のプロフィールとキャリア

田代 久美子（たしろ くみこ）は1980年11月13日生まれ、愛知県出身の元女子サッカー選手であり、現在はサッカー指導者として活動しています。彼女は現役時代、ディフェンダーとして活躍しました。ここでは、彼女の選手としての経歴、指導者としての成果、そして近年の活動を詳しく紹介します。

選手時代

田代は日本体育大学を卒業し、2003年にさいたまレイナスFCに加入しました。このチームは2005年に浦和レッズレディースと改名され、彼女は不動のセンターバックとしてチームの中心的存在となりました。しかし、2007年11月には不運にも前十字靭帯断裂および半月板損傷を負い、2008年の公式戦に出場することができなかったのです。彼女は同シーズンをもって現役を引退しました。

指導者への転身

現役引退後、田代は指導者としての道を進むことに決めました。まずは栃木サッカークラブレディースで経験を積み、2014年に山梨学院大学女子サッカー部の監督に就任。そこで彼女は関東大学女子サッカーリーグの3部から1部への昇格を成し遂げ、2022年の全日本大学女子サッカー選手権ではチームを3位に導きました。この間、彼女の指導によって肝付萌、岩下胡桃、鈴木日奈子などの選手がプロ入りを果たしました。

AC長野での挑戦

2022年1月、田代はAC長野パルセイロレディースのヘッドコーチに就任し、その後、同年の5月には監督に昇格しました。彼女の指導の下でチームはWEリーグカップで好成績を収めましたが、リーグ戦では開幕からの4連敗に苦しむ場面も見られました。最終的に5勝6分9敗の成績で7位となり、目標の6位以内には届かず、2023年5月に契約満了に伴い退任しました。

浦和レッズへの復帰

2023年には三菱重工浦和レッズレディースのコーチに就任し、選手として在籍していた頃から約15年ぶりの復帰を果たしました。2024年2月にはユース監督に就任し、トップチームコーチとの兼任を行っています。これにより、彼女は若手選手の育成にさらなる影響を与える立場に立っています。

資格と成績

田代久美子は、日本サッカー協会公認A-proライセンスを有しています。また、彼女の指導者としての成果には、2023年のAFC Women’s Club Championshipや2023-24シーズンWEリーグの優勝が含まれています。

まとめ

田代久美子は、その豊富な経験と成果を通じて、女子サッカー界で特に若手選手の成長に寄与しています。彼女の指導者としての活動は、今後も多くの選手に影響を与え続けることでしょう。

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