田代尚也

田代尚也（たしろ なおや、1987年 - ）は、東京都板橋区出身の日本の映画監督です。立教大学現代心理学部映像身体学科を卒業後、独自の感性と映像表現で、ホラーやスプラッターといったジャンル映画を中心に数々の作品を手がけています。

経歴と人物

大学在学中に制作した卒業作品『女子高生のはらわた』は、250万円という自主制作としては異例の予算を投じ、アクションと残酷な特殊メイクを多用した過激な内容が話題を呼び、映画祭で注目を集めました。この作品を皮切りに、田代監督は、ゆうばり国際ファンタスティック[[映画祭]]の常連となり、2010年から4年連続で自身の監督作品が正式出品されています。学生時代には、ゆうばり国際ファンタスティック[[映画祭]]主催のワークショップで特殊メイクの第一人者である西村喜廣と出会い、西村氏の特殊メイクアトリエ「有限会社西村映造」に出入りするようになります。この経験が、田代監督の作品に特殊メイクが多用されるようになった大きな要因と言えるでしょう。また、父親は落語家の桂歌春、姉はタレントの田代沙織という芸能一家に生まれたことも、彼の個性的な才能を育む背景になったと考えられます。

作品の特徴

田代監督の作品は、その過激な表現と独自の世界観が特徴です。特殊メイクを駆使した残酷描写や、B級映画的なユーモアが織り交ぜられ、観る者に強烈な印象を与えます。初期の作品から一貫して、ホラーやスプラッターといったジャンルにこだわり、その中で独自の映像美を追求しています。また、単なるショッキングな描写に留まらず、人間の内面や社会に対する皮肉を込め、深いテーマを扱っている点も、彼の作品が多くのファンを魅了する理由の一つです。

主な監督作品

女子高生のはらわた (2010年) - 学生残酷映画祭審査員特別賞、ゆうばり国際ファンタスティック[[映画祭]]フォアキャスト部門、福岡インディペンデント映画祭優秀賞
人喰いメイドと殺人ナース (2011年) - ゆうばり国際ファンタスティック[[映画祭]]フォアキャスト部門、福岡インディペンデント映画祭優秀賞
血まみれ風呂屋 (2011年) - Fastforward 2 Shortalucion #7正式出品
女子大生怪奇倶楽部 (2012年) - ゆうばり国際ファンタスティック[[映画祭]]ゆうばりチョイス部門
裸の修道女 (2012年) - ゆうばり国際ファンタスティック[[映画祭]]フォアキャスト部門
勃ち上がれ!ちんこーくん! (2013年) - ゆうばり国際ファンタスティック[[映画祭]]「ぼくのセックス」コンテスト準優勝
ZOMBIE TV (2013年) - 西村喜廣、幕野まえりとの共同監督作品。ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭正式出品、FANGORIA Texas Frightmare Weekend正式出品、オーストリアmonster fest等
そして鬼になる (2013年) - ゆうばり国際ファンタスティック[[映画祭]]フォアキャスト部門、Haapsalu Horror & Fantasy Film Festival正式出品
鼻目玉幸太郎の恋！ (2015年) - ゆうばり国際ファンタスティック[[映画祭]]オフシアターコンペ部門

その他の活動

監督としての活動の他に、脚本協力として山口雄大監督の『TEBANA SANKICHI: Re-mix ver.』（2012年）にも参加しています。

関連情報

田代監督は、自身の作品が評価されたゆうばり国際ファンタスティック[[映画祭]]や、学生残酷映画祭とも深い関わりがあります。また、過去には爆笑問題が司会を務める番組にADとして出演していたこともあります。

外部リンク

田代尚也 (naoya.tashiro.92) - Facebook
田代尚也 (@TSR_ZOMBI) - X（旧Twitter）
無謀監督田代尚也（ツイッター　＠TSR＿ZOMBI）の長文ゴミ捨て場 - Ameba Blog

もう一度検索