田岡実千年

田岡 実千年

田岡 実千年（たおか みちとし）氏は、1961年（昭和36年）2月13日に和歌山県新宮市で生まれた日本の政治家です。現在、同市の市長を4期にわたって務めています。

来歴

新宮市で育った田岡氏は、1979年（昭和54年）3月に地元の和歌山県立新宮高等学校を卒業しました。その後、芸術の道を志し、大阪の大阪芸術大学芸術学部で学び、1985年（昭和60年）3月に卒業しています。

大学卒業後、同年4月からは家業である株式会社カメラのタオカに入社しました。家業の経営に深く関わり、1990年（平成2年）には同社の代表取締役に就任しました。また、地域の情報発信にも関心を寄せ、1987年（昭和62年）6月からは株式会社カメラのタオカでの職務と並行して、毎日放送報道局の新宮駐在員としても活動しました。これらの民間でのキャリアを経て、2008年（平成20年）9月には、カメラのタオカでの代表取締役の職と毎日放送駐在員の職務を終えました。

市長としての歩み

民間での経験を積んだ後、田岡氏は政治の世界へと進出しました。2009年（平成21年）10月に行われた新宮市長選挙に立候補し、見事に当選を果たしました。この時の選挙は特に注目を集めました。選挙戦では、自由民主党県連の幹事長を務めた県議の下川俊樹氏、長年市の職員として行政に携わった岸芳男氏、そして過去に新宮市長を務めた経験を持つ上野哲弘氏という、政治や行政の分野で豊富な経験を持つ強力な候補者3名と競り合いました。市民の高い関心を示す最終投票率74.90パーセントの中で、田岡氏は激戦を制し、新宮市の新たなリーダーとして市政を担うことになりました。2009年10月30日に正式に市長に就任しています。

初当選後も市民からの支持を得て、連続して市長の職を務めています。2013年（平成25年）10月27日に執行された市長選挙では、市議を務めていた上田勝之氏と大西強氏を相手に戦い、再選を果たしました。この選挙の最終投票率は69.00パーセントでした。続く2017年（平成29年）10月22日執行の選挙では、市議の並河哲次氏を退けて3期目の当選を果たしました。この時の最終投票率は68.62パーセントと、前回の選挙とほぼ同水準でした。

そして、直近となる2021年（令和3年）10月24日に執行された選挙では、市議の松畑玄氏を含む2名の候補者を抑え、4期目の当選を確実にしました。この選挙の最終投票率は71.19パーセントとなり、前回の選挙から2.57ポイント上昇しています。このように、田岡氏は4度にわたる市長選挙での勝利を通じて、長期にわたり新宮市の市政を担い続けています。

現在、田岡氏は4期目の新宮市長として、市政運営にあたっています。

（記載内容は公開情報に基づいています）

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