田川亨介

田川 亨介（たがわ きょうすけ）

田川亨介（たがわ きょうすけ）は、1999年2月11日生まれ、長崎県諫早市出身のプロサッカー選手です。現在はJリーグの鹿島アントラーズに所属しており、ポジションはフォワード（FW）です。元日本代表選手でもあり、若手時代から注目を浴びてきました。

プロ入り前の経歴

亨介は小学1年生のときに地元のクラブ「雲仙アルディート」でサッカーを始め、続いて中学校でも同クラブで活動しました。中学卒業後は、スカウトが多く集まる高校進学を考えていましたが、アルディートの監督からプロを目指すにはJリーグの下部組織で経験を積むことが重要だとアドバイスを受け、長崎県を離れ隣県のサガン鳥栖の下部組織に参加しました。2016年には2種登録選手としてサガン鳥栖に登録されました。

サガン鳥栖時代

2017年、田川はサガン鳥栖のトップチームに昇格すると、同年3月5日、川崎フロンターレ戦で後半途中からプロデビューを果たしました。4月にはJリーグ初得点をアルビレックス新潟に対して記録し、9月には浦和レッズ戦で1試合2得点を挙げる活躍を見せました。2018年には開幕戦で得たペナルティキックを決め、シーズンの初得点を記録。また、同年のベストヤングプレーヤー賞の候補に名を挙げられました。

FC東京への移籍

2019年からはFC東京に移籍し、まずはルヴァンカップで移籍後初ゴールを達成。さらに、リーグ戦でも初ゴールを浦和レッズ相手に決めるなど、順調に成長を続けました。2021年にはベガルタ仙台戦で2試合連続得点を記録し、チームの勝利に貢献しました。

海外での挑戦

2022年1月、ポルトガルのプリメイラ・リーガにあるCDサンタ・クララに期限付き移籍しました。そこでのデビュー戦で移籍後初ゴールを挙げ、注目を集めました。2023年にはFC東京に復帰し、同年7月にはスコットランドのハート・オブ・ミドロシアンFCに完全移籍を果たしました。そして2024年8月に鹿島アントラーズへ完全移籍し、新たな挑戦を開始します。

日本代表としてのキャリア

田川は2017年5月、FIFA U-20ワールドカップのU-20日本代表に選出され、その後もAFC U-19選手権やEAFF E-1サッカー選手権といった国際大会で活躍しました。2019年12月には日本代表としても初出場を果たし、その後も代表チームでのプレーを重ねました。オリンピック世代のメンバー候補にも名前が上がりましたが、本大会出場は叶いませんでした。

プレースタイルと実績

亨介はそのスピードやセットプレーの強さで知られており、50mを6.0秒で走る俊足を活かしたプレーが特徴です。若手時代からの実績も豊富で今後のさらなる成長が期待されています。

所属クラブ一覧

• - 雲仙アルディートFC
• - サガン鳥栖U-18
• - サガン鳥栖
• - FC東京
• - CDサンタ・クララ（期限付き移籍）
• - ハート・オブ・ミドロシアンFC
• - 鹿島アントラーズ

田川亨介はそのスピードを生かし、国内外でさらなる成長を遂げていくことでしょう。

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