田所嘉徳

田所 嘉德（たどころ よしのり）- 経歴と政治活動

田所嘉德（1954年1月19日生まれ）は、日本の政治の舞台で活躍する自由民主党の衆議院議員であり、茨城県出身です。彼は自由民主党に所属し、これまでに4期にわたって衆議院議員を務め、副幹事長や法務大臣政務官といった重要なポジションでも名を馳せています。

田所は茨城県下館市（現在の筑西市）で生まれ、栃木県立真岡農業高等学校を卒業後、白鷗大学法学部に進学。法科大学院を修了したのち、1975年には建設会社を設立し経営者としてのキャリアを開始しました。また、彼は地域社会にも深く関わり、下館青年会議所の理事長や、日本青年会議所の特別委員長を歴任。1995年には下館市議会議員として初当選し、その後1998年には茨城県議会議員にも選出されました。

県議在職中、法学の重要性を再認識した彼は、白鷗大学法学部に入学し、2006年に卒業。2011年に茨城1区の自民党衆議院支部長に就任した後、2012年の衆議院議員総選挙で初当選を果たしました。以降、彼は国会での活動を継続し、法科大学院でも学びながらスキルを磨いていきます。

2014年には10月から翌年8月まで法務大臣政務官兼内閣府大臣政務官としての役割を担い、同年の選挙では再選を果たします。その後も衆議院議員として活躍し、2021年の選挙で無所属候補と競り合いながらも比例復活で再選を果たしました。彼は、それ以外の分野においても自由民主党の総務部会長に就任し、様々な政策に取り組んでいます。

政策と主張

田所は、農林水産業の国内生産を強化する必要性を強く訴えており、特にコロナ禍においての輸入依存問題を指摘しています。現在の食料自給率が約37%であることから、危機感を抱きつつ、自国での生産の重要性を強調しています。また、デジタル化の推進についても重要視しており、特にマイナンバー制度の活用が十分に行われていない点を批判。利用拡大には強い政治主導が必要だと考えています。

新型コロナウイルス対策においては、高齢者のワクチン接種状況を踏まえつつ、若年層への接種を加速させ、医療体制の強化を訴えています。具体的な対策として、行政と民間との協力を求め、宿泊療養施設の確保を進めるなど、医療への負担軽減に注力しています。

アフターコロナの状況に関しては、経済活動再開にあたって常に健康状態を把握できる体制の必要性を強調し、抗原検査の活用を提案。また、東京一極集中から地方創生を図るため、企業や人材を地方にシフトさせることの重要性を訴えています。

さらに、新たな感染症対策についても同様に、企業と行政が協力しながら事業継続計画（BCP）を整備し、迅速な対応ができる体制を整える必要があると考えています。消費税の引き上げについては、過去のアンケートで賛成の意向を示しており、周年の政策に対する姿勢が伺えます。

このように田所嘉德は多岐にわたる政策課題に取り組み、国内の社会や経済の発展に寄与するべく活動を続けています。

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