田村龍弘

田村 龍弘選手について

田村龍弘（たむら たつひろ、1994年5月13日生まれ）は、プロ野球選手として千葉ロッテマリーンズで活躍する捕手です。大阪府大阪狭山市出身で、右投げ右打ちの選手です。彼の経歴を振り返ると、高校時代からの素晴らしい実績が見受けられ、本格的な捕手としての道を歩んでいます。

経歴概要

プロ入り前

田村は小学1年生から野球を始め、兄たちの影響を受けて成長してきました。幼少期には浜寺ボーイズやジュニアホークスでプレーし、特に中学時代にはボーイズ日本代表として世界大会に出場し、3位入賞に貢献しました。光星学院高等学校に進学後は、エース兼捕手として数々の記録を打ち立て、特に甲子園での活躍が目を引きます。3年時には春夏連続で甲子園に出場し、0-11で敗れるまでの準優勝経験も持っています。

プロ入り

2012年のドラフトで千葉ロッテマリーンズから3位指名を受け、プロとしてのキャリアがスタート。契約金は5000万円、年俸は600万円でした。背番号は45でしたが、その後の成長を受けて数回変更されています。

ロッテ時代

初期のキャリア

プロ入り翌年の2013年にはイースタン・リーグで53試合に出場し、捕手としてはチーム最多の48試合でプレーしました。その年、7月には一軍初出場を果たし、初安打も記録。クライマックスシリーズでも経験を積むなど、着実に成長を見せました。

2014年のブレイク

2014年の7月にはプロ初先発出場を果たし、その選手としての成長が顕著になった年でもあります。特に8月にはオリックス戦でのサヨナラ打で月間サヨナラ賞を受賞。捕手としても重要な役割を果たし、チーム内での存在感が増しました。

正捕手としての定着

2016年には、130試合に出場し、月間MVPを獲得。また、これにより自身の実力を証明し、オールスターゲームにも選出されました。この年は、数々の記録を残し、監督推薦でオールスターに選ばれるなど、次第にリーグでも名を知られる存在に。

選手としての特性

田村は高い守備力に加え、強肩と頼れるリードで知られています。打撃においても、粘り強さを持ち合わせており、重要な場面での勝負強い成績を残してきました。彼の愛称は「タム」や「タツ」であり、チームメイトとのコミュニケーションスキルに長けています。

人柄とチーム内の役割

田村は、非常に明るく、チーム内での雰囲気づくりにも貢献しています。口数が多く、試合中の円陣では積極的にリードする姿が目立ちます。自らの経験を元に若手選手にアドバイスをすることも多く、チームのムードメーカーとしての役割も果たしています。

さらなる挑戦

2023年シーズンでは、78試合に出場し、久々の本塁打も放ちました。プロ入りからの成績も年々向上しており、今後の活躍が期待されます。田村選手自身も「ロッテで生涯を終えたい」と語り、より一層チームへの愛着を深めているようです。

田村龍弘選手はその実力と人柄でファンに愛され続けています。今後の活躍にも期待が寄せられており、野球界におけるリーダーとしての成長に注目です。

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