田茂木町

田茂木町の概要

田茂木町（たもぎまち）は、青森県弘前市に所在する地域です。江戸時代から続く歴史を有し、郵便番号は036-8055です。2017年6月1日現在での人口は232人で、世帯数は123世帯と少人数ながらもコミュニティが形成されています。地域の特徴や歴史について詳しく見ていきましょう。

地理的な位置

田茂木町は、青森県道112号八幡宮線に沿って位置しており、周囲をいくつかの町に囲まれています。北側には禰宜町、北東部から東部にかけては田町、東南部には北横町、南側は山王町、西側には亀甲町があります。この地理的な位置から、田茂木町は弘前市内でのアクセスが便利な地域となっています。

歴史

この町の始まりは、山王神社（現在の大杵根神社）に由来しています。地名の背景には、神木であった田茂の木が元文4年に大風で倒れたことが関係しています。その影響で、この地域はおそらく元禄年間に町割りされ、町が形成されたと考えられています。江戸時代には弘前城下の一部として存在しており、その後明治時代初期には弘前市に所属するようになりました。1889年に正式に弘前市の一部となり、1985年には山王地区が宅地化され、独立した山王町として発展しました。

地名の由来

田茂木町の名称は、その名の由来となる神木の田茂の木に由来しています。この木は槻の木であり、地域の文化や歴史と密接に関連しています。このような背景が、町の名称に込められているのです。

地域の施設

田茂木町には、地域に根ざした商業施設がいくつかあります。例えば、さとやクリーニング本店や一戸鉄構企画、青弘事務機などがあり、地域住民に必要なサービスを提供しています。また、公共施設には大杵根神社があり、町のシンボル的存在となっています。教育機関に関しては、田茂木町に居住する児童・生徒は市立小・中学校に通うことができ、それぞれ明確な学区が設けられています。

交通アクセス

田茂木町へは、弘南バスが運行しており、田茂木町と田町を繋ぐ路線があります。田茂木町には朝の通勤時間帯に1本の便があり、住民の生活を支えています。また、亀の甲門前や亀の甲町角にも停留所が設けられており、弘前駅へのアクセスも可能です。これにより地域の住民は、公共交通機関を利用して周囲の施設へ簡単にアクセスできます。

田茂木町は、自然環境が豊かでありながら、地域の文化や歴史が息づく場所です。少人数ながらもまとまりのあるコミュニティが形成されており、その中で暮らすことの楽しさを感じることができる地域といえるでしょう。

もう一度検索