田辺警察署 (京都府)

田辺警察署の概要

田辺警察署（たなべけいさつしょ）は、京都府警察に属する重要な警察署です。所在地は京田辺市興戸1番地となっています。この署は、京田辺市を中心に綴喜郡井手町、宇治田原町、および八幡市の一部地域を管轄しています。

沿革の歴史

田辺警察署は1954年7月1日に設立されました。この時期、京都府警察が新たに発足したことを受けて開所され、初めての管轄区域には、綴喜郡田辺町、八幡町、井手町、都々城村、有智郷村、多賀村、田原村、宇治田原村の合計8つの地区が含まれていました。

開所から数ヶ月後の1954年10月には、都々城村と有智郷村が八幡町に統合され、管轄区域は3町3村に改められました。その後も数度の町村合併を経て、1958年には井手町と多賀村が合併し、現在の4町の形へと発展しました。

1971年には、田辺警察署管轄内に10カ所の派出所や駐在所が設置され、地元警察の充実が図られました。

1977年には八幡町が市制を施行し八幡市となったため、管轄区域が1市3町に変更されました。1993年に八幡警察署が設立された際には、八幡市内の地域が管轄から外れました。その結果、田辺警察署の管轄は京田辺市および井手町、宇治田原町の3町に囲まれました。

1997年には田辺町が市制を施行し、京田辺市として新たにスタートを切りました。
2003年からは松井山手交番が設置され、地域の安全がさらに強化されることとなりました。2007年、大住交番が駐在所として機能を見直し、2014年には田原交番が移転し宇治田原町交番として名称変更が行われました。

内部組織

田辺警察署は、様々な業務に特化した組織を持ち、包括的な治安維持に取り組んでいます。以下の課が設置されています。

• - 会計課: 会計業務を担当。
• - 警務課: 留置管理や犯罪被害者支援、広聴・相談などを扱う。
• - 生活安全課: 人身安全や少年問題に対応。
• - 地域課: 地元コミュニティに関する業務を管理。
• - 刑事課: 捜査管理や強行・盗犯対策を専門とする。
• - 交通課: 交通指導や事故捜査を担当。
• - 警備課: 警備業務を行う。

また、各地域には交番と駐在所があり、地域住民との密接な連携を図りながら安全の確保に努めています。

交番および駐在所の所在地

具体的な交番は以下の通りです:

• - 田辺駅前交番: 京田辺市田辺中央一丁目2-2
• - 三山木交番: 京田辺市三山木中央4丁目6-1
• - 松井山手交番: 京田辺市山手東一丁目1-1
• - 井手交番: 綴喜郡井手町井手柏原4-10
• - 宇治田原町交番: 綴喜郡宇治田原町大字立川小字平岡69

さらに、駐在所も設置されており、特に京田辺市内の大住駐在所が地域の安全を維持する拠点となっています。

未解決事件と地域社会への貢献

田辺警察署では地域社会の平和と安全を第一に考え、未解決事件への積極的な対応や地域住民との交流イベントも計画されています。地域住民からの信頼を得ることで、さらなる安全対策や犯罪予防に結びつけていくことが重要です。

このように、田辺警察署は長い歴史を背景に持ちながら、地域に根ざした警察活動を行っています。

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