由布和嘉子

由布和嘉子のプロフィール

由布 和嘉子（ゆふ わかこ、生年：1970年8月10日）は、日本で活躍する官僚であり、滋賀県副知事を務めています。彼女は、学生時代から官僚制度に強い関心を持ち、様々な政策領域での経験を積んできました。

生い立ちと教育

京都府京都市左京区で生まれ育った由布氏は、同志社高等学校を経て東京大学に進学します。在学中に法学部へ進み、行政学や官僚システムを学ぶことで、政府の意思決定や各局の業務への興味を深めていきました。特に、3年次に行った国家公務員一種試験（法律区分）への合格を契機に、彼女は官僚としての道を選びました。東京大学法学部を卒業した後、1994年に総理府に入府しました。

職業経歴

総理府入府後、彼女は内閣総理大臣官房内政審議室に配属され、調査企画第1担当主査付としてキャリアをスタートさせます。1996年には文部省に移り、生涯学習局学習情報課において教育の情報化に関する企画立案に従事しました。

2005年には内閣官房にて内閣総務官室の参事官補佐として勤務。この頃、女性の権利向上や女系天皇に関連する皇室典範改正案の起草にも関与し、閣議の準備も進めました。さらに、2012年には少子化対策に特化した企画官として、内閣府政策統括官（共生社会政策担当）付の参事官を務め、少子化問題への対応策を多角的に策定しました。

その後、内閣府賞勲局審査官や内閣官房内閣参事官などを経て、2018年に滋賀県副知事に就任します。副知事としては、健康医療福祉、商工観光労働、企業庁、病院事業庁、さらには県民生活部の消費生活センターや文化振興課、情報政策課、統計課などの業務を担当しています。

近年の業務

滋賀県副知事としての役割を担いつつ、2020年8月からは内閣府男女共同参画局の総務課長としても活動しています。さらには2021年より内閣府大臣官房において参事官、賞勲局の総務課長、会計課長などを歴任し、最近は2023年7月に内閣府大臣官房の審議官（政策調整担当）として任命されています。

これまでの経験を通じて、由布氏は日本の行政における重要な政策課題に対処するための多岐にわたる専門性を築いてきました。特に、女性の社会進出や少子化対策に対する彼女の取り組みは、今後の日本においても重要な意味を持つと考えられています。

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