甲南大学体育会サッカー部

甲南大学体育会サッカー部

甲南大学体育会サッカー部は、兵庫県神戸市東灘区に所在する甲南大学の学生サッカークラブです。このクラブは、サッカーを通じて学生の心身の鍛錬と競技力の向上を目指し、関西学生サッカーリーグに所属して活動しています。

歴史と歩み

1951年に創設された甲南大学体育会サッカー部は、長年にわたり関西学生サッカー界で活動を続けています。クラブにとって大きな転換点の一つとなったのは、1999年でした。この年、天皇杯全日本サッカー選手権大会への出場権をかけた兵庫県サッカー選手権大会で、クラブ史上初めて優勝を成し遂げました。この優勝により、第79回天皇杯本大会への初出場を果たしましたが、残念ながら1回戦で鹿屋体育大学に敗れ、次戦に進むことはできませんでした。

その後も地道な強化に取り組み、クラブは着実に力をつけていきます。特に近年は目覚ましい活躍を見せており、2019年には関西学生サッカーリーグ2部リーグのAブロックで優勝を飾り、1部リーグ昇格を果たしました。そして、迎えた2020年シーズンには、関西学生サッカーリーグの最上位カテゴリーである1部リーグにおいて、強豪校がひしめく中で見事3位という好成績を収めました。この順位は、クラブ創設以来初となる全国大会への出場権獲得を意味するものでした。

初めて全国の舞台に立った「#atarimaeni CUP」（全日本大学サッカー選抜大会）では、その勢いをそのままに快進撃を見せました。強豪校を次々と破り、3回戦まで駒を進めましたが、そこで大学サッカー界の雄である早稲田大学に敗れました。しかし、全国大会でベスト8という成績は、クラブの歴史に新たな1ページを刻む輝かしい功績となりました。

主な成績

甲南大学体育会サッカー部は、これまでに複数の大会で優れた成績を収めています。

関西学生サッカーリーグ2部
優勝：1回（2019年Aブロック）
兵庫県サッカー選手権大会（兼 天皇杯全日本サッカー選手権大会兵庫県予選）
優勝：2回（1999年、2024年）
準優勝：1回（2016年）

これらの成績は、日々の厳しいトレーニングとチーム一丸となった努力の賜物であり、クラブの成長を示すものです。

注目の選手

甲南大学体育会サッカー部は、卒業生の中からプロサッカー選手を輩出しています。特に注目されるのは、2020年度に卒業した木村太哉選手です。彼は2021年春にJ2リーグに所属するファジアーノ岡山FCに加入し、甲南大学体育会サッカー部から初めて誕生したプロサッカー選手となりました。また、2021年度卒業の井上聖也選手もクラブの発展に貢献した選手の一人です。

クラブは、競技力の向上を目指すとともに、社会に貢献できる人材の育成にも力を入れています。これからも、甲南大学体育会サッカー部は歴史と伝統を大切にしながら、新たな目標に向かって挑戦を続けていくことでしょう。

外部リンク

クラブの活動に関する情報は、以下の公式アカウントやウェブサイトで確認できます。

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公式HP
甲南倶楽部

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