男の紋章シリーズ

男の紋章シリーズの概要

男の紋章シリーズ（おとこのもんしょうシリーズ）は、日活が製作した日本の任侠映画シリーズであり、高橋英樹が主演しました。このシリーズは1963年に公開された『男の紋章』から始まり、全体で10本の作品が製作されました。

日活は高橋英樹を本格的に売り出す意図でこのシリーズを制作し、高橋の名は瞬く間に広まりました。『男の紋章』は簡潔ながらも力強いタイトルで、高橋英樹の代表作の一つとして今も広く知られています。この作品は、当時の任侠映画文化において先駆的な存在でした。日本の映画界における高橋英樹の地位を確立する重要な役割を果たしました。

シリーズ作品一覧

1. 男の紋章 (1963年7月14日公開、松尾昭典監督)
2. 続・男の紋章 (1963年11月10日公開、松尾昭典監督)
3. 男の紋章 風雲双つ竜 (1963年12月25日公開、松尾昭典監督)
4. 新・男の絞章 度胸一番 (1964年8月1日公開、滝沢英輔監督)
5. 男の紋章 花と長脇差 (1964年11月11日公開、滝沢英輔監督)
6. 男の紋章 喧嘩状 (1964年12月19日公開、井田探監督)
7. 男の紋章 喧嘩街道 (1965年4月3日公開、滝沢英輔監督)
8. 男の紋章 流転の掟 (1965年7月24日公開、滝沢英輔監督)
9. 男の紋章 俺は斬る (1965年10月8日公開、井田探監督)
10. 男の紋章 竜虎無情 (1966年1月14日公開、松尾昭典監督)

このシリーズは高橋英樹のキャリアの中で特に重要な位置を占め、彼自身が1979年、1988年、2000年と3度もこの作品に出演しています。

また、高橋英樹が異なる役柄で出演する『新・男の紋章 若親分誕生』を含めると、シリーズの作品数は11本となります。この作品は新男の代紋シリーズに分類されています。

新・男の紋章シリーズ

• - 新・男の紋章 若親分誕生 (1967年2月4日公開、井田探監督)
• - 関東も広うござんす (1967年6月28日公開、野口晴康監督、武田一成監督)
• - 関東刑務所帰り (1967年12月9日公開、武田一成監督)

このように、男の紋章シリーズはただの任侠映画ではなく、日本の映画文化の中でも特異な存在で、人気俳優高橋英樹の名を広めた大きな作品群として位置づけられています。今日でも彼の演技は多くのファンに愛され続けています。

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