町田市立南第一小学校

町田市立南第一小学校について

町田市立南第一小学校（まちだしりつ みなみだいいちしょうがっこう）は、東京都町田市南町田一丁目に位置する公立の小学校です。2023年4月の時点で、21の学級が設置され、全校児童数は671人となっています。長い歴史を持つこの学校は、地域社会との密接な関係を築きながら教育活動を行っています。

沿革

南第一小学校の起源は、1873年6月10日に設立された「開矇学舎」に遡ります。当初、学校は東雲寺の境内にありましたが、1874年に東雲寺が火災に見舞われ、その翌年には細野正重の自宅へと移転しました。その後、1875年には「開矇学校」と改称され、1887年には現在の南第一小学校の正門付近に新しい校舎が建設されました。

歴史的な節目として、1903年には固定教科書制度の採用が行われ、義務教育の年限も同年に6年に定められました。1947年には南小学校と校名を変更し、新学制が発足します。その後も多くの校舎の増築や改修が行われ、1973年には100周年を迎えました。

近年では、2020年に新型コロナウイルスの影響で臨時休校が実施され、また2023年には創立150周年記念集会が開かれました。毎年行われる行事や活動を通じて、地域と一体となった学校づくりが促進されています。

教育目標

南第一小学校では、積極的な教育環境を整えることを目指して、様々な教育目標が掲げられています。具体的には、「自ら考え行動する力を育成し、思いやりのある人間を育てる」という理念のもと、児童が主体的に学ぶことができるような指導が行われています。

学区と通学区域

学区は町田市のウェブサイトに基づいて定められ、さまざまな地域に住む児童が通学しています。地域内には、町田南保育園、南中学校、子どもセンターなどがあり、教育や福祉の面でしっかりとしたサポート体制が整っています。

校舎の改築と今後の展望

町田市教育委員会は、2040年度までに市内の学校の統合・建替えを進める計画を立てており、本校も2027年度から建替工事が始まる予定です。この間は、町田市立南中学校の校庭に仮設校舎が建設され、教育活動が続行される見込みです。新しい校舎の使用開始は2030年度を予定しています。

アクセス

町田市立南第一小学校へのアクセスは、JR東日本横浜線または小田急線の町田駅で下車し、バスを利用する形になります。町田バスセンターから神奈中バスに乗り、南農協前バス停まで行き、そこから徒歩約10分の距離に位置しています。

このように、町田市立南第一小学校は、地域社会と連携しながら、歴史と伝統を培っている学校です。これからの発展が期待される教育機関だと言えるでしょう。

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