白井一行

白井 一行（しらい かずゆき）-

白井一行は1977年10月3日生まれで、兵庫県明石市からプロ野球審判としてのキャリアをスタートしました。日本野球機構審判部の関西支局に所属し、審判員番号は「20」です。彼の経歴には、数多くの重要な試合での経験や評価があります。

経歴

彼は兵庫県立明石高等学校と甲賀総合科学専門学校を卒業した後、1997年にパシフィック・リーグ審判部に入局しました。初めての一軍の審判を務めたのは、2000年8月8日に行われたオリックス・ブルーウェーブと千葉ロッテマリーンズの試合で、岡山県の倉敷スポーツ公園野球場でした。

2002年にはウエスタン・リーグの優秀審判員として表彰され、審判としての実力が認められました。2007年にはオールスターゲームに初出場し、第1戦で球審を務め、名の知れた審判士としての地位を確立しました。

そして2014年には、日本シリーズの試合にも初めて出場し、ソフトバンクが優勝を決めた第5戦で球審を務めました。2015年には、第1回WBSCプレミア12にも派遣され、そこでの決勝戦では右翼外審を担当しました。彼の通算1000試合出場達成は2016年に実現し、続く2021年には1500試合出場を達成するなど、彼のキャリアは輝かしいものでした。

評価

白井の審判は、特に2019年に佐々木朗希選手が外角の直球をボールと判定した事件で注目を浴びました。この際、ルールに従って選手に警告を行ったことがメディアで大きく取り上げられ、賛否が分かれる結果となりました。こうした一連の出来事は、彼の評価をさらに高め、多くの人々の記憶に残ることとなりました。

人物

彼の特徴的なストライクコールは非常に甲高く、審判の中で最も声が大きいと評判です。そのため2018年には「審判員奨励賞」を受賞しています。また、ストライクコールの際には、指で「K」の字を作る独自のスタイルを持っています。この動作はAKB48に由来していると本人が語っており、ファンからも親しまれています。2020年にはこのスタイルを一時変更しましたが、彼の存在感は変わらず、NPBの現役審判員としては最も多くの退場宣告数を記録しています。

白井はそのキャリアを通じて、多くの試合に出場し続けており、オールスターゲームに3回、日本シリーズに4回の出場経験があります。その活動は2022年シーズンを持っても続いており、彼の審判としての影響力は現在も衰えることがありません。日本のプロ野球界において、白井一行は重要な存在であり続けています。

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