白井静雄

白井静雄

人物概要

1948年11月2日、東京都に生まれる。法政大学文学部国文学科を卒業後、アナウンサーとしてのキャリアをスタートさせた人物である。

経歴

1971年4月1日、文化放送にアナウンサーとして入社。この時の同期には、後に同局で活躍した中田秀作氏がいた。入社から10年が経過した1981年には報道部へと活動の場を移し、硬派なニュース番組や取材活動に携わるようになる。具体的には、お昼のニュース番組や、文化放送の長寿番組である『ニュース・パレード』でキャスターを務め、時には自ら現場に赴き、記者として取材した内容をリポートするといった多岐にわたる業務を担当した。

報道畑での活躍を経て、2001年には局内のアナウンス部を統括するアナウンス部長に就任し、後進の指導などにもあたった。その後、2007年7月には再び報道制作部へ異動し、番組制作のデスクとして裏方からもラジオ番組を支えた。2008年9月25日にデスクとしての担当を終え、同年11月30日には60歳という文化放送の定年規定を迎えたことに伴い、同局を退職した。

文化放送を退職した後は、およそ1年間の充電期間を設けた後、フリーアナウンサーとして新たな道を歩み始める。2009年10月11日からは、ニッポン放送で放送されていた番組『ラジオふるさと便』の4代目パーソナリティとしてマイクの前に立ち、2013年9月29日までその任を務めた。また、文化放送の報道制作部に在籍していた時期には、自身が制作に関わった番組において、コメンテーターとして出演する機会もあった。

特に文化放送におけるキャリアを象徴するエピソードとして、『ニュース・パレード』のエンドクレジットで使用されているアナウンス音声が挙げられる。この音声は、白井氏が文化放送に在籍していた時期に収録されたものであり、氏が退職してかなりの時間が経過した2022年6月時点においてもなお、変わらず番組のエンディングを飾る「声」として使われ続けている。これは、長年にわたり同局で培われた白井氏の確かなアナウンス技術と、その存在感を示す証と言えるだろう。

主な担当番組

文化放送

吉田照美のやる気MANMAN!（「やるMANニュース」、14時・15時台天気予報などのコーナー）
白井静雄のドンとこい!（2002年10月7日～2005年9月30日放送）
白井静雄の爆笑! ダジャレニュース（インターネットラジオ BBQRで配信）
くにまるワイド ごぜんさま～（文化放送ニュース担当、2007年6月29日まで出演）
竹内靖夫の電リク・ハローパーティー（ニュース解説担当、火曜～金曜〔水曜を除く〕18:10頃）
玉川美沙 たまなび（「なるほど番長」月曜コメンテーターとして、菅野詩朗氏と隔週交代で出演）

フリー転身後

* ラジオふるさと便（ニッポン放送、4代目パーソナリティ、2009年10月11日～2013年9月29日）

長年の経験を活かし、フリーランスとしてもラジオを中心に活動を続けている。

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