白川村立白川小学校

白川村立白川小学校

白川村立白川小学校は、岐阜県大野郡にかつて存在した公立の小学校です。この学校は、白川中学校および白川村保育園（白川保育園・平瀬保育園）とともに、保幼小中一貫教育を提供し、総称して「白川郷学園」と呼ばれていました。

概要

白川小学校は、2011年に白川小学校〈旧〉と平瀬小学校が統合され、新たに設立されました。しかし、2017年には白川中学校との統合により義務教育学校の白川郷学園が新設され、白川小学校は廃校となりました。現在、かつての校舎は白川郷学園の一部として利用されています。

沿革

白川小学校の歴史は非常に古く、1874年にさかのぼります。この年、鳩谷村、大牧村、荻町村、椿原村、小白川村などでそれぞれの学校が開校しました。そして1875年には、複数の村が合併して白川村が発足することとなります。さらに平瀬に平瀬学校が設置されました。

1892年には、鳩谷学校、大牧学校、荻町学校、平瀬学校、椿原支校を統合し、「白川尋常小学校」として再編成され、その後1894年には「白川尋常高等小学校」と改称されました。以降は、地域における教育ニーズに応じて、複数の分教場が設けられていきました。

1941年には「白川国民学校」に改称。しかし、戦後の教育改革により、1947年には「白川小中学校」となり、併設校としての形態をとりました。その後、1956年から1979年にかけて、分校がいくつか廃止され、1970年代には単独校となる運びとなりました。

統合と廃校

2011年、白川小学校〈旧〉と平瀬小学校が統合され、白川村立白川小学校として新たに発足しました。これにより小中一貫教育が実現し、同時に白川中学校と連携した教育活動が行われました。さらに2013年には、白川村内の保育園が村の教育委員会管轄に移行し、保小中一貫教育もスタートしました。

しかし、時代の変化により2017年に白川中学校との統合がなされ、白川郷学園が新たに設立されることとなり、これに伴い白川小学校は廃校となりました。かつての校舎は新しい学びの場として生かされています。

まとめ

白川村立白川小学校は、地域に深く根ざした教育機関として、長い歴史を持ち、多くの生徒を育ててきました。保小中一貫教育の先駆けとなる教育方針は、多くの地域に影響を与えたことと思います。今後もその精神は、白川郷学園として新しい形で受け継がれていくことでしょう。

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