白浜エクスプレス大阪号

白浜エクスプレス大阪号

白浜エクスプレス大阪号（しらはまエクスプレスおおさかごう）は、大阪市北区と和歌山県西牟婁郡白浜町を結ぶ昼行高速バスです。このバスは明光バスと西日本JRバスによって共同運行されており、便利な交通手段として知られています。
全席が指定席制になっているため、乗車を希望する方は事前に予約を行う必要があります。過去には便名コード（450xx）が設定されていましたが、現在はその運用はありません。

運行経路

主な運行経路には、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）を始め、主要なバスターミナルや駅が含まれています。

• - ユニバーサル・スタジオ・ジャパン (USJ)
• - 大阪駅JR高速バスターミナル
• - 湊町バスターミナル (OCAT)
• - りんくうタウン駅
• - 田辺市役所前（文化会館前）
• - 田辺駅前
• - 白浜バスセンター
• - アドベンチャーワールド

各便は、特定の地点で休憩を設けており、紀ノ川サービスエリアでの停車が必ずあります。また、便によっては南紀白浜空港やアドベンチャーワールドを起終点とするものもあり、利用者のニーズに応じてプランが多様です。

運行頻度と運行会社

白浜エクスプレス大阪号は、1日に9往復運行されています。その中で明光バスが5往復、西日本JRバスが4往復を担当しています。多客期には特別に増便されることもあり、観光客の需要に応えています。運行会社は、西日本ジェイアールバス（大阪高速管理所）と明光バス（白浜営業所）ですが、明光バスでは愛称を持たず、正式には「白浜 - 大阪線」として運行しています。

車両とサービス

車両はトイレ付きの4列シート車両が使用され、明光バスの便ではWi-Fiサービスも提供されています。快適な移動ができるよう設計されています。

歴史と変遷

この路線の運行は2002年7月に明光バスによって開始されました。当初は1日3往復でしたが、2003年には西日本JRバスが参入し、共同運行がスタート。その後、運行回数は徐々に増やされ、2019年には、兵庫県の神戸や和歌山からの発着便が廃止されたものの、さらに多くの便が新設されました。

利用状況

運賃は時期によって変更されており、日帰り利用者が多いのが特徴です。特に、お盆やゴールデンウィーク、夏休みなどの多客期には専用の増便が設定され、多くの観光客を受け入れています。最近のデータでは、運賃は往復で白浜 - 大阪間が5,900円、田辺 - 大阪間が5,700円などとなっており、リーズナブルな価格設定が好評を博しています。

年間行事による影響

地域の行事やイベントもこの路線の運行に影響を与えることがあります。たとえば、毎年8月にはヤーヤー祭りが開催され、10月の第一土曜と日曜日には弁慶祭りが行われるため、周辺では交通規制が行われます。また、白浜花火大会もあり、その際もバス停が利用できなくなることがあります。

このように、白浜エクスプレス大阪号は多様な目的に応じて運行されており、観光客や地元住民の間で重宝される重要な交通手段として位置づけられています。

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