白石勇一

白石勇一

白石勇一（しらいし ゆういち、1984年3月29日 - ）は、日本棋院東京本院に所属する囲碁棋士です。神奈川県川崎市宮前区出身で、岩田一九段の門下として研鑽を積んでいます。中央大学を中退しています。

プロ入りまでの道のり

小学校4年生の頃、祖父から囲碁を教わったのがきっかけで囲碁の世界に足を踏み入れました。わずか1年足らずで高段者となり、岩田一八段（当時）が主宰する岩田子供囲碁教室に通い始め、本格的に囲碁の腕を磨きました。

1995年、横浜市立美しが丘小学校6年生の時に少年少女囲碁大会に出場し、決勝戦まで進出しましたが、万波佳奈に敗れて準優勝となりました。その後も、1998年の少年少女囲碁大会中学生の部で3位決定戦で敗退、1999年には中央大学附属高校に進学し、全国高校囲碁選手権大会に出場するも準優勝者に敗れるなど、数々の大会で好成績を収めました。

2000年には、全国高校囲碁選手権大会で4位、高校総文囲碁部門男子個人戦で3位となりました。翌2001年の全国高校囲碁選手権大会では見事優勝を果たしましたが、高校総文では優勝者との直接対決で敗れ、2位に終わりました。2002年には中央大学に進学し、学生本因坊戦で4位入賞を果たしましたが、アマチュア本因坊戦、学生十傑戦では初戦敗退に終わりました。

2003年には学生本因坊のタイトルを獲得。アマ本因坊戦は、日本棋院棋士採用試験を受けるために辞退し、その採用試験では外来予選で敗退という結果になりました。

プロ棋士として

2004年、日本棋院棋士採用試験に外来として臨み、見事1位で入段を果たし、プロ棋士としてのキャリアをスタートさせました。

2010年には、第35期新人王戦で三谷哲也六段を2-1で破り、見事優勝を飾りました。このタイトル獲得は、白石棋士のプロとしての大きな転機となりました。

棋歴

獲得タイトル
新人王戦（第35期）

昇段履歴
2005年4月1日 初段
2007年10月5日 二段（勝星規定）
2010年2月1日 三段（賞金ランキング）
2012年1月1日 四段（賞金ランキング）
2013年1月1日 五段（賞金ランキング）
2015年1月1日 六段（賞金ランキング）
2018年1月1日 七段（賞金ランキング 六段1位）

その他実績
全国高校囲碁選手権大会（2000年度） 優勝
全日本学生本因坊戦（2003年度） 優勝

外部リンク

日本棋院の白石勇一紹介ページ)
白石勇一│note
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