白石珠江

白石珠江（しらいし たまえ）は、1952年9月8日生まれ、東京都出身の日本の女優です。劇団民藝に所属し、舞台を中心に活動しています。

桐朋学園短期大学を卒業後、1975年に劇団民藝に入団しました。以来、数々の舞台作品で重要な役を演じ、その演技力が高く評価されています。

舞台出演作品としては、2005年の『あした天気になぁれ』での本橋靖子役、『火山灰地』での年上の娘役、2008年の『浅草物語』でのうめ役、『選択 一ヶ瀬典子の場合』での一ヶ瀬典子役などがあります。また、2009年の『霞晴れたら』での前島好子役、『言葉』でのギラ役、2010年の『どろんどろん』での お幸役、2011年の『アンネの日記』でのフランク夫人役（川崎公演）、2012年の『うしろ姿のしぐれてゆくか』での妻・咲野役、『罪』での里見鈴江役、『冬の花 ヒロシマのこころ』での八杉夫人役など、幅広い役柄を演じています。

近年では、2013年の『無欲の人』での熊谷秀子役、2014年の『アンネの日記』でのフランク夫人役（稽古場）、『シズコさん』でのトモコ役、2015年の『大正の肖像画』での相馬良役、『卵の中の白雪姫』でのその小間使い（女2）役、2016年の『篦棒』での遠藤冴役、2017年の『アンネの日記』でのフランク夫人役（川崎公演）、『野の花ものがたり』での真島時枝役、2018年の『アンネの日記』でのフランク夫人役（神奈川）、『大正の肖像画』での相馬良（愛蔵の妻）役（各地）、2019年の『新・正午浅草』での お歌（荷風の昔の妾）役、『野の花ものがたり』での真島時枝役（各地）、2020年の『ワーニャ、ソーニャ、マーシャ、と、スパイク』でのソーニャ役、2024年の『ミツバチとさくら』での増田啓子役、2025年の『東京物語』（三越劇場）などがあります。これらの舞台作品では、彼女の卓越した演技力と表現力が存分に発揮されています。

舞台以外にも、テレビドラマにも数多く出演しており、『慶次郎縁側日記』、『はぐれ刑事純情派』、『はみだし刑事情熱系』、『相棒12』、『琥珀』、『渡る世間は鬼ばかり～三時間スペシャル～』、『逆転人生』など、様々な作品で印象的な役を演じています。

また、テレビアニメ『のんのんびより』では、ほのかの祖母役を演じ、声優としても活躍しています。さらに、ラジオ番組『朗読の時間』にも出演するなど、その活動は多岐にわたります。

白石珠江は、舞台、テレビドラマ、アニメ、ラジオと幅広い分野で活躍する、実力派女優として知られています。劇団民藝の中心メンバーとして、これからも多くの作品でその魅力を発揮し続けるでしょう。

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