白石警察署 (北海道)

白石警察署

白石警察署（しろいしけいさつしょ）は、北海道警察本部が管轄する「札幌方面」に属する警察署の一つであり、札幌市白石区を管轄しています。

沿革

白石警察署の歴史は、1954年（昭和29年）8月31日に施行された「北海道警察組織条例施行規則」により、それまでの北海道札幌方面札幌市中央警察署の管轄区域の一部と、北海道札幌方面豊平町警察署が統合されて「北海道札幌方面札幌東警察署」として発足したことに遡ります。

その後、札幌市内の警察署再編に伴い管轄区域の変更が行われました。1969年（昭和44年）11月には、札幌南警察署（現在の南警察署）が新設されたことに伴い、豊平町の一部管轄区域が移管されました。

そして、1976年（昭和51年）12月1日には、現在の名称である「北海道札幌方面白石警察署」に改称されました。改称後も管轄区域の再編は続き、1978年（昭和53年）12月には豊平警察署の新設に伴い、豊平区および現在の北広島市にあたる広島町の区域が移管されています。さらに、2001年（平成13年）4月には厚別警察署が新設され、管轄していた厚別区の区域が移管されました。これらの変遷を経て、現在の白石区全域を管轄する体制となりました。

組織

白石警察署は、署長（警視）を筆頭に、副署長（警視）が置かれています。

主な組織は以下の通りです。

警務課: 警務係、犯罪被害者支援係、相談係が置かれ、警察署全体の運営、人事、広報、相談対応などを担当します。
会計課: 会計係が置かれ、予算や経理事務を行います。
留置管理課: 管理係が置かれ、留置場での被疑者等の管理を行います。
刑事・生活安全官（警視）: 刑事部門と生活安全部門を統括します。
刑事第一課: 強行犯係、鑑識係があり、殺人や強盗などの凶悪事件捜査や現場鑑識を行います。
刑事第二課: 知能犯係、組織犯罪対策係、薬物銃器対策係があり、詐欺や横領といった知能犯罪、暴力団対策、薬物・銃器に関する事件を取り扱います。
刑事第三課: 指導係、盗犯係があり、窃盗事件捜査や各係への指導を行います。
生活安全課: 生活安全係、少年係、生活経済・保安係、許可係があり、地域安全活動、少年犯罪対策、風俗・環境関連事犯、各種許認可事務などを担当します。
地域官（警視）: 地域部門を統括します。
地域課: 企画係、指令係、実務指導係、地域係、自動車警ら係があり、交番・駐在所活動の企画・指導、通信指令、パトロール等を行います。
交通官（警視）: 交通部門を統括します。
交通第一課: 企画・規制係、指導係があり、交通安全に関する企画、交通規制、指導を行います。
交通第二課: 捜査係があり、交通事故捜査などを担当します。
警備課: 公安係、外事係、警備係があり、公安情勢への対応、外国人関連事案、要人警護や災害警備などを担当します。

組織体制は近年も改編が行われており、2011年3月には各課が統合され、警視職の課長のもとに警部の統括官が配置されました。2012年には統括官が課長代理に改称され、さらに2013年からは各課の上に警視職の刑事官、生活安全官、地域交通官が置かれ、その下に警部の課長が配置される体制となっています。

交番

白石警察署の管轄区域内には、以下の交番が設置されており、地域住民の安全を守るための活動拠点となっています。（括弧内は所在地）

東橋交番（札幌市白石区菊水上町1条3丁目52）
菊水交番（札幌市白石区菊水3条1丁目4-2）
菊水元町交番（札幌市白石区菊水元町8条2丁目17-1）
北郷交番（札幌市白石区北郷3条5丁目3-16）
白石中央交番（札幌市白石区本通2丁目北1-16）
南郷交番（札幌市白石区南郷通6丁目南2-15）
東札幌交番（札幌市白石区東札幌4条3丁目6-21）
東白石交番（札幌市白石区本通16丁目南4-19）
* 北都交番（札幌市白石区北郷4条13丁目3-12）

アクセス

白石警察署へのアクセスは、札幌市営地下鉄東西線の菊水駅または東札幌駅から、いずれも徒歩でおよそ7分です。

詳細な情報や最新の情報については、札幌方面白石警察署の公式ウェブサイトを参照してください。

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