白石駅 (札幌市営地下鉄)

白石駅：札幌の生活道路を支える地下鉄駅

はじめに

札幌市白石区東札幌に位置する札幌市営地下鉄東西線「白石駅」。1976年の開業以来、地域住民の生活を支える重要な交通拠点として機能しています。本記事では、白石駅の概要から歴史、駅構造、利用状況、周辺環境、そしてアクセス方法まで、詳細な情報を分かりやすく解説します。

駅の概要と歴史

白石駅は、地下鉄東西線の駅であり、駅番号はT13です。1976年6月10日、東西線の東端の終着駅として開業しました。その後、1982年3月21日に新さっぽろ駅まで路線が延伸されたことに伴い、途中駅となりました。同じ白石区内にJR北海道の白石駅がありますが、約1.6km離れており、乗り換えには適しません。札幌駅や新さっぽろ駅と異なり、JR駅との混同を避けるため、駅名は漢字表記のままです。

駅の歴史を振り返ると、2008年には可動式ホーム柵が設置され、安全性が向上しました。2015年には白石区複合庁舎建設のため一時閉鎖されていた6番出口が、2016年に複合庁舎の一部として再開され、同年11月には複合庁舎と直結するようになりました。

駅構造と設備

白石駅は島式ホーム1面2線の構造で、かつては東西線の東端の終点でした。緊急時には折り返し運転が可能なように、両方向に転轍機が設置されています。駅には7つの出口がありますが、3番出口は現在使用されていません。定期券売場を備え、西改札口にはホームと改札を繋ぐエレベーター、バスターミナル内には地上へのエレベーターがあります。

利用状況と周辺環境

2020年度の一日平均乗車人員は約11,161人です。駅周辺は南郷通と環状通が交わる商業地域で、日中は多くの人で賑わっています。周辺には、郵便局、銀行、自動車学校、スーパーマーケット、区役所、区民センター、保健センター、学校、学習塾など、様々な施設が充実しています。また、東札幌やまびこ公園は毎年夏の「二条町内納涼夏まつり」の会場として利用されています。

バス路線

白石駅には1976年から使用されている白石バスターミナルがあり、多くのバス路線が発着しています。2021年12月時点では、スクールバスを除く平日1日の発着便数は267便にのぼります。路線バスは主に北海道中央バスが運行しており、新千歳空港連絡バスは北都交通が運行しています。（2024年4月現在、新千歳空港連絡バスは休止中）。各路線の詳細については、北海道中央バス白石営業所の情報を参照してください。

その他

白石駅の駅スタンプは、駅のイニシャル「S」の中に白石こころーどが描かれています。建設当初は仮駅名が「環状通」でした。また、札幌市の中小河川洪水ハザードマップでは、望月寒川の氾濫による浸水の危険性が指摘されており、浸水時の駅への入場は極めて危険であるため、浸水前に避難することが推奨されています。

アクセス

札幌市営地下鉄東西線
東札幌駅：隣接駅
* 南郷7丁目駅：隣接駅

まとめ

白石駅は、地域住民の生活に密着した、重要な交通拠点です。歴史と現状、そして周辺環境を理解することで、白石駅をより深く知ることができるでしょう。

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