白輪剛史

白輪剛史：爬虫類と動物を愛する異才の人物

白輪剛史（しらわ つよし）氏は、1969年2月1日生まれの動物商であり、爬虫類研究家として知られています。静岡県静岡市出身の白輪氏は、幼少期から爬虫類に特別な関心を抱き、その知識を独学で深めてきました。現在、iZoo（イズー）とKawaZoo（カワズー）の園長を務める傍ら、日本爬虫類両生類協会の理事長、そして有限会社レップジャパンの代表取締役として、業界を牽引する存在です。

独自のキャリアパス

1995年、白輪氏は有限会社レップジャパンを設立し、代表取締役に就任しました。卓越した語学力を活かし、世界各国から珍しい爬虫類や動物を輸入する事業を展開。また、爬虫類のイベント「ジャパンレプタイルズショー」を主催するなど、業界の活性化にも貢献しています。さらに、執筆活動や講演、テレビ番組への出演など、多岐にわたる活動を通じて、その知識と情熱を広く伝えています。

演出家のテリー伊藤氏との親交も深く、共著『動物の値段』では、ビジネスの経験や動物園向けの稀少種入手のエピソードを綴っています。また、ラジオ番組『テキトーナイト!!』では動物コーナーのレギュラーを務め、テレビ番組『ホンマでっか!?TV』のスピンオフ番組にも出演するなど、メディアでも活躍しました。

2012年には、伊豆アンディランドを買収し、iZooとしてリニューアル。体感型動物園として、爬虫類の魅力を多くの人に伝えています。

経歴

1986年～1987年：TBS「わくわく動物ランド」に出演、爬虫類好きの高校生として注目を集める。
1986年：ノギハラバシリスクの繁殖に日本で初めて成功。
1986年：平凡社「動物大百科」のCMに出演。
静岡県立静岡農業高等学校卒業
1995年：レップジャパン代表取締役に就任。
2012年4月：伊豆アンディランド館長に就任。
2012年12月：iZoo園長に就任。

特定動物の捕獲

白輪氏は、飼育されていた特定動物の捕獲にも積極的に関わっています。

2021年5月：横浜市で逃走したアミメニシキヘビを、日本爬虫類両生類協会の会員とともに発見、確保。
2021年10月：つくば市の公園で出没したワニガメを、スタッフとともに捕獲に成功。

動物の値段と保護への提言

著書『動物の値段』では、タブーとされていた動物の取引価格を公開し、動物の価値を一般に知らしめることを試みました。また、動物の飼育の困難さにも触れ、「（動物は）やっぱり動物園や自然下で観察しましょうね」と述べています。

さらに、動物商が絶滅危惧種の保護に貢献できる可能性を指摘。保護団体との対話の必要性を訴え、動物商がより積極的に保護活動に関わるべきだと主張しています。

爬虫類への情熱

白輪氏は、子供の頃から犬や猫を飼った経験がなく、爬虫類に特別な愛情を抱いてきました。外来種問題にも積極的に取り組み、ミシシッピアカミミガメの無制限引き取りを宣言。また、「ヘビやトカゲを触ることに積極的なのは男性よりむしろ女性のほうだ」と述べるなど、独自の視点も持ち合わせています。

2014年には、世界で初めてミミナシオオトカゲの飼育下での産卵と孵化に成功するなど、研究者としての側面も持ち合わせています。

主な著書

『動物の値段』（単行本、文庫、満員御礼）
『動物の値段と売買の謎』
『パンダの飼い方』
* 『白輪園長の爬虫類・両生類ランキング大図鑑』

主な出演・番組協力

数多くのテレビ番組やラジオ番組に出演、動物に関する知識を広く伝えています。（省略）

まとめ

白輪剛史氏は、動物商、爬虫類研究家、そしてiZooとKawaZooの園長として、多岐にわたる活動を通して、動物に対する深い愛情と専門知識を社会に提供しています。彼のユニークなキャリアと、動物保護に対する熱意は、多くの人々に影響を与え続けています。

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