益子昌一

益子昌一（ましこ しょういち）は、1968年9月28日生まれの日本のクリエイターです。脚本家、小説家、映画監督として多岐にわたる分野で活躍しています。

栃木県那須烏山市出身の益子は、栃木県立烏山高等学校を卒業後、法政大学工学部経営工学科に進学しました。その後、ニューヨーク大学大学院カルチャー・アンド・コミュニケーション学部メディア・エコロジー学科で修士号を取得。ニューヨーク近代美術館（MOMA）映画部でのインターンシップを経験し、映画の世界に足を踏み入れました。

帰国後、松竹株式会社に入社し、『アンラッキー・モンキー』、『落下する夕方』、『OPEN HOUSE』などの作品に携わりました。松竹退社後は、映画のプロデュース、脚本執筆、小説執筆を中心に活動を展開しています。

2008年には、映画『むずかしい恋』で映画監督としてデビューを果たしました。2009年には、東野圭吾原作の映画『さまよう刃』で脚本と監督の両方を担当し、高い評価を得ました。

益子の監督作品には、他に石川智晶のPV『不完全燃焼』があります。脚本家としては、『閉じる日』、『贅沢な骨』、『私立探偵濱マイク 第4話サクラサクヒ』、『きょうのできごと』、『ピーナッツ』など数々の作品を手がけています。また、WEB連続ドラマ『少女には向かない職業』の脚本も担当し、映画『キッズ・リターン　再会の時』では原案も担当しています。

プロデューサーとしては、『ひまわり』、『贅沢な骨』などの作品を世に送り出しました。

小説家としても才能を発揮し、『指先の花』、『時間泥棒』、『遠くの空に消えた』、『プリズム色の場所』、『ワンピースを重ねる君の…』などの作品を発表しています。『時間泥棒』は、八溝カラスのペンネームで出版されました。

益子昌一は、映画、小説と様々な分野で活躍する才能豊かなクリエイターとして、今後も注目を集める存在です。

主な作品は以下の通りです。

監督作品

2008年 映画『むずかしい恋』 BITE THE MANGO International Film Festival正式招待
2009年 映画『さまよう刃』 モントリオール世界映画祭正式招待
2011年 PV『不完全燃焼』（石川智晶）

脚本作品

2000年 映画『閉じる日』
2001年 映画『贅沢な骨』
2002年 TVドラマ『私立探偵濱マイク 第4話サクラサクヒ』
2003年 映画『きょうのできごと』
2005年 映画『ピーナッツ』
2006年 WEB連続ドラマ『少女には向かない職業』
2008年映画『むずかしい恋』
2009年映画『さまよう刃』
2013年映画『キッズ・リターン　再会の時』

プロデューサー作品

2000年 映画『ひまわり』
2001年 映画『贅沢な骨』

小説作品

2004年 小説『指先の花』
2006年 小説『時間泥棒』（八溝カラス名義）
2007年 小説『遠くの空に消えた』
2007年 小説『プリズム色の場所』
* 2008年 小説『ワンピースを重ねる君の…』

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