益田直也

益田直也のプロフィールと経歴

益田直也（ますだ なおや）は、1989年10月25日生まれのプロ野球選手で、和歌山県那賀郡貴志川町（現紀の川市）を出身地としています。彼は右投右打の投手として千葉ロッテマリーンズで活躍しており、特に新人シーズンでは新人最多登板記録と新人最多ホールド記録を樹立しました。

幼少期と高校時代

当初、益田はサッカーを希望していましたが、友人の影響で野球を始めました。西貴志小学校の2年生から野球に親しんでおり、特に和歌山リトルリーグでの経験や西貴志レッドボーイズでの活動が彼の基礎を築くこととなります。中学校では軟式野球部に在籍し、投球技術を磨きました。

高校の市立和歌山商業高等学校では内野手としてプレーしていましたが、身体の負担を減らすために投手へと転向しました。彼の投手志望は変わらず、進学した関西国際大学でついに思い描いていた道を歩み出します。大学では投手として活躍し、その名を広め、最終的にはドラフトでプロ入りを果たします。

プロ入りからロッテ時代

2011年のドラフトで千葉ロッテマリーンズに4位指名を受け、2012年には目覚ましい成績を収めました。オープン戦から好調を維持しプロ初登板を果たすと、新人として開幕からセットアッパーを任されました。そのシーズンは72試合に登板し、各種新人記録を更新するなどルーキーイヤーとしては素晴らしい結果となりました。

2013年もその期待に応え、リーグ最多の68試合に登板し、最多セーブのタイトルも獲得。すると翌年には一時的に調子を落としたものの、2015年には再び信頼を得て、守護神として活躍します。特に2016年以降は安定した成績を残し続け、幾度もチームを助けました。

近年と成績

2020年には通算100セーブを達成し、2021年には自身4度目のオールスター戦にも出場しました。ここでリーグ最多の67試合に登板し、セーブ数を積み重ねたことでセーブ王に輝きました。2022年、2023年とシーズン終了を迎えた彼は、さらに新たな記録を打ち立て続け、数字で証明された成功を収めています。

選手としてのスタイル

益田選手の投球スタイルはトルネード投法に近いサイドスロー気味のスリークォーターで、彼の平均球速は約144km/h、最速154km/hに達します。変化球も得意としており、様々な球種を操る器用さが彼の強みに繋がっています。また、体幹を重要視し、走り込みを重視するトレーニングスタイルも特徴的です。

プライベートと人柄

愛称は「まっすー」として親しまれており、家庭環境を大切にする益田は、特に母子家庭で育ったことから、支援活動に力を入れています。自身の成長はもちろん、同様の環境にいる子供たちのために、多くのイベントを通じてサポートを行っています。

益田直也はプロ野球界での成功のみならず、その人柄と社会貢献活動においても評価を受ける選手です。今後の彼の活躍にも大いに期待が寄せられています。

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