盛岡市総合アリーナ

盛岡市総合アリーナについて

盛岡市総合アリーナは、岩手県盛岡市に位置する多目的スポーツ施設です。このアリーナは公益財団法人盛岡市スポーツ協会によって管理・運営されています。

歴史と背景

このアリーナは1989年に盛岡市の市制施行100周年を記念して開館され、その後も市内の重要なイベント会場として活用されてきました。特に1998年のいわて銀河国体では、主要な会場の一つとして使用され、盛岡市成人式の会場としても利用されています。

2016年にはアイスアリーナから総合アリーナへの大規模な改修工事が行われ、2017年4月1日に新しい名前でリニューアルオープンしました。この際、盛岡市の建設業者であるタカヤが命名権を取得し、「盛岡タカヤアリーナ」としても知られています。この契約は2024年3月31日まで延長されています。

さらに、アイススケート場としての機能は「盛岡市アイスリンク」に移設され、2015年以降は新しい施設で通年のスケートが楽しめるようになっています。

利用とアクセス

盛岡市総合アリーナは、バスケットボール、バレーボール、テニスなど多様なスポーツの開催が可能です。特に2017年からは、ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ2部（B2）に所属する「岩手ビッグブルズ」のメインホームアリーナとしても利用されています。

また、2018年には国際テニス連盟の公式戦日本対イタリア戦が開催されるなど、地域におけるスポーツイベントや文化イベントの中心地となっています。

設備と収容人数

アリーナ内の収容人数は最大で5,058名で、観覧席が3,098席、さらに移動席960席および立見席1,000席を完備しています。観覧席は固定席とロイヤルボックスから成り、さまざまな催し物を開催できるスペースが確保されています。

また、アリーナは約3,220㎡の広さを持ち、複数のスポーツコートやトレーニングルーム、会議室も完備しています。具体的には、フットサルやハンドボール、バスケットボールなどのスポーツに対応するコートが設置され、イベント利用も頻繁に行われています。

過去の主なイベント

これまでに多くの著名なアーティストがコンサートを開催しました。1991年には松任谷由実やX JAPANが公演し、以後も長渕剛、安室奈美恵、SMAP、B'zなど、日本の音楽シーンを代表するアーティストたちが出演してきました。このように、スポーツの枠を超えた文化的な使用も特徴の一つです。

アクセス情報

アクセスは、自家用車の場合は盛岡インターチェンジから約15分、盛岡南インターチェンジから約10分です。公共交通機関では、岩手県交通のバスが盛岡駅から出ており、「総合アリーナ前」バス停で下車することができます。タクシーを利用する場合は、盛岡駅から約10分の距離です。徒歩でも駅から約25分でアクセス可能です。

このように、盛岡市総合アリーナは交通の便が良く、地域のスポーツや文化の発展に寄与しています。これからも多くのイベントが行われることが期待されています。

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