目黒区立八雲小学校

目黒区立八雲小学校について

目黒区立八雲小学校は、東京都目黒区八雲に位置する公立小学校です。最寄り駅は東急東横線の都立大学駅で、徒歩約9分の距離にあります。1880年代に設立されたこの学校は、目黒区内で最も古い小学校として知られています。その校名は、地名「八雲」に由来し、地域社会との強い結びつきを示しています。令和3年4月1日現在、学校には16学級、406名の児童が在籍しています。

歴史

八雲小学校の起源は、1871年に開校された「太子堂郷学所分校」に遡ります。その後、数度の名称変更を経て、1879年に「東京府荏原郡公立八雲学校」と改名され、1882年には「東京府荏原郡公立八雲小学校」となります。1887年には高等科が併設され、「東京府荏原郡八雲高等尋常小学校」となりました。その後、1907年には6年制へと移行し、教育体制の変化が見られました。

1923年には関東大震災の影響で校舎が損壊し、大規模な修復作業が行われました。また1932年には「東京府東京市八雲高等尋常小学校」と名を改め、さらに1937年にはすべての校舎が二階建てに整備され、その後分教場が独立して「緑ヶ丘小学校」として開校しました。

戦後の1947年に現在の校名に改称され、教育の充実を図るべく多くの改革が行われました。特に1946年には学校給食が始まり、その後も校舎や校庭、設備の充実が図られてきました。近年では、2000年に目黒区立八雲小学校へと改名され、2008年に特別支援学級が開設されるなど、多様なニーズに応じた教育が提供されています。

現在の学校の様子

八雲小学校は、150年以上の歴史を持つ学校であり、令和3年には開校150周年を迎えるにあたり、地域や関係者との連携を強化しています。校内には複数のアクティビティやイベントが開催され、子どもたちが地域社会と積極的に関わる機会を提供しています。2020年には体育館に空調が設置され、環境整備も進んでいます。

また、2024年1月には150周年記念式典が開催され、多くの記念イベントが予定されています。

アクセス

八雲小学校へのアクセスは、東急電鉄東横線の都立大学駅から徒歩約600メートル、約9分で到着します。バス利用の場合は、『中根町』停留所から徒歩約305メートル、『八雲高校』停留所から徒歩約390メートルの距離にあります。

主な出身者

八雲小学校は、多くの著名な卒業生を輩出しています。代表的な人物として松尾紀子さんや関根聡さんが挙げられます。これらの出身者は、地域や社会での活躍を通じて、母校の誇りを高めています。

このように、目黒区立八雲小学校は地域との結びつきを大切にし、未来を担う子どもたちに向けて質の高い教育を提供し続けています。

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