相亮太

相 亮太

（あい りょうた）

相 亮太氏は、日本のラグビーユニオン界で指導者として活動する傍ら、かつてはトップレベルで活躍したプロ選手でもあった人物である。1981年9月18日、埼玉県で生を受けた。

選手としての道のり

ラグビーとの最初の出会いは、小学1年生の時だった。幼い頃からラグビーボールに触れ、その才能を育んでいく。高校は、埼玉県にある大東文化大学第一高等学校に進学し、ラグビー部で頭角を現した。高校卒業後、2000年に大東文化大学に進学。大学でもラグビー部でプレーを続け、チームの中心選手の一人として活躍した。特に2003年度には、チームを率いる主将を務め、チームメイトを牽引した。大学時代の同期には、後に同じくラグビーの道で名を馳せる生沼知裕氏や石神勝氏がいる。

大学を卒業した2004年、ジャパンラグビートップリーグに所属するリコーブラックラムズ（現在のリコーブラックラムズ東京）に加入し、プロラグビー選手としてのキャリアを本格的にスタートさせた。選手時代の主なポジションはフォワードで、ロック（LO）、ナンバーエイト（No.8）、フランカー（FL）といったポストを務めた。身長186cm、体重96kgという体格を活かし、スクラムやラインアウト、オープンプレーでチームに貢献した。プロデビューは、リコー加入初年度の2004年10月31日に行われたジャパンラグビートップリーグのトヨタ自動車ヴェルブリッツ戦で、この試合に途中出場し公式戦への第一歩を踏み出した。

リコーブラックラムズでは長年にわたり主力選手として活躍し、トップリーグの舞台でその実力を示した。その活躍が認められ、地域代表である関東代表に選出された経験を持つほか、日本代表スコッドにも名前が挙げられた実績がある。約9年間にわたるプロ選手生活を送り、2013年に現役を退いた。

指導者としての現在

現役引退後は、指導者の道へと転身した。現在は、ラグビーの強豪校である流通経済大学付属柏高等学校のラグビー部監督を務めている。選手時代に培った豊富な経験と戦術眼を活かし、高校生ラガーマンの育成に力を注いでおり、後進の指導者としても日本のラグビー界に貢献し続けている。

人物に関する情報

相氏には弟がおり、弟の紘二氏もまたラグビー選手として、かつてリコーブラックラムズでプレーしていた。兄弟揃って同じチームでプレーした経験を持つ点も特筆される。相氏のキャリアは、小学生から始まり、高校、大学、そしてトップリーグのプロ選手、さらには高校ラグビーの指導者へと続いており、まさにラグビーと共に歩んできた人生と言えるだろう。彼の経験と情熱は、今後の日本ラグビー界において、指導者としてさらなる貢献をもたらすことが期待される人物である。

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