真のナポリピッツァ協会

真のナポリピッツァ協会（AVPN）とは

真のナポリピッツァ協会（Associazione Verace Pizza Napoletana、通称AVPN）は、ナポリに本部を置くイタリア政府公認の非営利団体です。1984年にナポリのピッツァ職人たちが中心となり設立されました。

目的

AVPNは、以下の目的を掲げて活動しています。

商標の保護: 「真のナポリピッツァ」の商標を保護し、偽物や類似品から消費者を守ります。
伝統的な材料と製法の保護: ナポリピッツァに使用される材料（小麦粉、トマト、モッツァレラチーズなど）や、伝統的な製法（生地の作り方、窯焼きの技術など）を厳格に定め、その基準を維持します。
職人の技術の保護: ナポリピッツァ職人の技術を伝承し、後継者を育成します。

認定制度

AVPNは、伝統的なナポリピッツァを提供するピッツェリアを認定する制度を設けています。認定を受けるためには、「真のナポリピッツァ作り手順国際ガイドライン」に定められた厳格な基準を満たす必要があります。

認定されたピッツェリアには、認定順に世界共通の通し番号が授与されます。また、ナポリの伝統的な道化師「プルチネッラ」がピッツァを焼いているデザインのマークとロゴの使用が許可されます。このロゴは、そのピッツェリアがAVPNの認定を受けていることの証となり、消費者にとって信頼の目印となります。

沿革

1984年6月: ナポリでピッツァ職人たちが発起人となり設立。
2004年5月: イタリア政府から公認を受け、STG（伝統的特産品保護）認定を受ける。これにより、AVPNの活動はイタリア政府によって正式に認められました。
2006年9月12日: 真のナポリピッツァ協会日本が設立。日本国内でのナポリピッツァの普及と品質向上に貢献しています。

真のナポリピッツァ協会日本

真のナポリピッツァ協会日本は、日本国内におけるAVPNの活動拠点です。日本のピッツェリアの認定、技術指導、イベント開催などを通じて、ナポリピッツァの文化を広めています。

まとめ

AVPNは、伝統的なナポリピッツァの品質と文化を守り、世界に広めるために重要な役割を果たしています。AVPNの認定を受けたピッツェリアで、本物のナポリピッツァを味わってみてください。

真のナポリピッツァ協会 日本

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