真也加ステファン

真也加 ステファン（まやか ステファン）

真也加ステファン（旧名・ステファン・マニャング・マヤカ）は1972年11月27日にケニアで生まれ、日本国籍を取得した元陸上競技選手（長距離種目）であり、現在は陸上指導者としての道を歩んでいます。彼は特に駅伝競技において優れた成果を残し、現在は桜美林大学陸上競技部の駅伝監督を務めています。身長165cm、体重52kgのアスリートとしての特徴を持つ真也加は、血液型はA型です。

略歴・人物

真也加はケニアの高校でジョセフ・オツオリと同じクラスに在籍し、陸上の道に進むこととなります。1990年、日本の山梨学院大学付属高等学校に交換留学としてやってきました。高校時代には日本ジュニア陸上競技選手権大会で10000mを制するなど、輝かしい成績を収めました。

1992年4月、山梨学院大学商学部へ進学し、陸上部に所属。彼は出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝に出場し、母校の優勝に貢献するなどその才能を発揮しました。同年、早稲田大学の渡辺康幸選手とのライバル関係が始まります。1996年に大学を卒業した後、ダイエーへ入社したものの、事業の縮小に伴い廃部となってしまいます。その後、日立電線マラソン部に移籍し続けました。

1995年から1997年にかけて、札幌国際ハーフマラソンで3連覇を達成しましたが、その後の1998年大会ではエリック・ワイナイナ選手に敗れて3位に終わります。1999年には、元陸上選手の盛山玲世さんと結婚し、2人の子供に恵まれました。娘の真也加ジェルーシャ有里も陸上選手として活躍し、実業団チームに所属しています。

2005年8月、真也加は日本国籍を取得し、2006年4月には群馬県高崎市の創造学園大学陸上競技部のコーチに就任しました。同大学での教育に力を入れた結果、2008年には箱根駅伝予選会に初めてエントリーを果たします。2009年からは同大学の陸上競技部監督に就任し、専念して指導にあたっていましたが、2013年には大学が閉校となりました。

その年には桜美林大学陸上競技部の駅伝監督に就任し、指導者として新たな挑戦を続けています。

主な戦績

以下に真也加の主な戦績をまとめました：

• - 1990年：日本ジュニア陸上競技選手権大会 10000m 優勝
• - 1993年：日本選手権 10000m 優勝（28分25秒24）
• - 1994年：日本学生陸上競技対校選手権大会 10000m 優勝（28分27秒46、大会新）
• - 1995年：第38回札幌国際ハーフマラソン 優勝（1時間01分43秒、大会新）
• - 1996年：第39回札幌国際ハーフマラソン 優勝（1時間02分02秒）

彼のベスト記録は、5000メートル競走の13分50秒08、10000メートル競走での28分1秒48、ハーフマラソン1時間01分16秒、そしてマラソンでの2時間19分11秒などになります。

エピソード

真也加には特筆すべきエピソードもあります。1995年、彼が早朝の練習中に道端で倒れている男性を発見し、通報した出来事は大きなニュースとなり、実際には殺人事件の被害者でした。また、2008年にはTBSの「オールスター感謝祭」に参加するなど、競技以外でもメディアに取り上げられることがありました。

真也加ステファンは、ケニア出身で日本において長距離走の指導者として多くの功績を積み重ねてきた人物であり、今後の活躍にも期待が寄せられています。

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