真和中学校・高等学校

真和中学校・高等学校について

真和中学校・高等学校は、熊本県熊本市中央区の九品寺三丁目に位置する私立の教育機関です。当校は仏教を基盤とした人間教育を重視し、生徒に対して6年間の中高一貫教育を提供しています。このため、中学校から高校への進学が通常の流れですが、 高校課程からも新たに生徒を受け入れています。

学校の概要

真和中学校・高等学校の創立は1960年に遡りますが、そのルーツは1888年に福岡県久留米市で開校された浄土宗鎮西支校にあります。2001年には高校課程が設置され、現在は特に医学部や歯学部、薬学部を目指す生徒が多い学校です。また、同じ学園に属する鎮西高等学校と一部の施設を共用していますが、校舎はおおむね分かれており、特別教室のみがシェアされています。

校名の由来と教育理念

「真和」という校名は「世間虚仮 唯仏是真」という聖徳太子の言葉に由来しています。この言葉は、現実がつかの間のものであり、真実は仏のみであるという教えを示しています。また、「以和為貴」という価値観も大切にされており、教育においては誠実さ、信念、希望を大切にしつつ、豊かな人間性を育成して社会の指導者となることを目指しています。

教育内容と校訓

教育の柱は仏教（浄土宗）にあり、精神的な成長を重視しています。教師が導く宗教の時間は、仏教の成り立ちを学ぶ重要な機会であり、中学・高校ともに規則的に行われています。教育課程の中で毎朝の合掌が行われ、緊急時を除き、授業前に合掌し、心を整えることが基本とされています。

中学校から高校への進学をスムーズに行うことを志し、成績の良い生徒には特待生という制度が設けられています。特待生には学費の免除があり、授業料や施設料が無料の場合もあります。

学校行事と研修

学校では宿泊研修や修学旅行など多岐にわたる行事も実施されており、中学2年生は福岡県の浄土宗大本山、善導寺で研修を行う機会があります。また、中学3年生には北海道への修学旅行が設けられており、農家での体験生活や観光を通じた貴重な経験を得ることができます。

部活動と校友

部活動も盛んで、体育系や文化系の多様なクラブがあります。特に軟式野球部やオーケストラ部は、各種大会で好成績を収めています。さらに、著名な卒業生には、研究者、文化人、芸能人、アスリートなど多くの分野で活躍している人物が名を連ねています。

学校施設

学校には、屋内温水プールや食堂といった施設が整備されており、学生の生活を支える環境が整っています。また、遠方から通う生徒のために、男子寮や女子寮も完備されており、個々人が学びやすい生活環境が確保されています。高校3年生の生徒は、個室を提供されています。

真和中学校・高等学校は、仏教の教えに基づく教育を通じて、精神的な成長と学問の向上を目指す学校であり、その理念を豊かに実践しています。

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