真夜中の街を二人で探訪する異色番組『真夜中』
2017年4月17日から
9月18日にかけて、フジテレビ系列で放送された
バラエティ番組『真夜中』。
HKT48の
指原莉乃と俳優の
リリー・フランキーが、
深夜の街を舞台に、知られざる夜の生態系を独自の視点で切り取るドキュメンタリーバラエティです。
番組は、毎週
月曜日の
深夜1時25分から1時55分(日曜
深夜)に放送されました。
指原莉乃と
リリー・フランキーの二人が、真夜中ならではの光景や出来事を体験。普段私たちが目にすることのない、
深夜特有の空気感や人々の営み、そして隠された魅力を丁寧に描き出していました。
番組の魅力:深夜の街に潜む、予測不能な出来事
『真夜中』の最大の魅力は、その予測不能な展開にあります。
深夜の街を舞台に、二人のMCは様々な場所へ足を運びます。一見すると平凡な場所でも、真夜中という時間帯を通して見ると、そこには普段とは異なる一面が隠されています。
例えば、
深夜営業の飲食店では、昼間とは異なる客層や雰囲気、従業員たちの働きぶりなどを観察。また、街の片隅でひっそりと営業する小さな店や、人通りの少ない路地裏など、普段はなかなか目にすることのない場所にも積極的に足を運び、そこで出会う人々との交流を通して、視聴者にも新たな発見を提供していました。
番組は単なる街ぶら番組ではなく、
深夜という特殊な時間帯に焦点を当て、そこで生きる人々の姿を丁寧に描写することで、ドキュメンタリー的な要素も持ち合わせています。街の風景や、そこで出会う人々、そして二人のMCの掛け合いを通して、視聴者は
深夜の街に独特の深みと魅力を感じることができたでしょう。
レギュラー放送と豪華ゲスト陣
レギュラー放送では、
指原莉乃と
リリー・フランキーに加え、様々なゲストが出演しました。電気グルーヴの
ピエール瀧、
ミッツ・マングローブ、俳優の
長谷川博己、シンガーソングライターのハナレグミなど、個性豊かな面々が
深夜の街を彩りました。それぞれのゲストとの組み合わせによって、番組の雰囲気や内容は大きく変化し、毎回新鮮な驚きと発見に満ちていました。
さらに、番組終了後にはスペシャル版が2週にわたって放送され、女優の
松岡茉優と
安藤サクラが出演。レギュラー放送とは異なる、特別な内容が展開されました。
スタッフ陣と制作体制
番組の制作には、
秋元康氏を企画に迎え、数多くのベテランスタッフが参加。フジテレビの制作体制のもと、
ユーフィールドなどの制作協力会社も携わり、高クオリティな番組制作に繋がっています。
番組の続編と指原莉乃の新たな挑戦
『真夜中』は、
2017年9月でレギュラー放送が終了。しかし、その世界観を受け継ぎ、『白昼夢』という続編番組が同年10月からスタートしました。新司会者には
NGT48の
中井りかを迎えた『白昼夢』は、『真夜中』とは異なる時間帯、異なる視点から、新たな夜のエンターテイメントを提供しました。
『真夜中』は、
指原莉乃にとって『
さしこく〜サシで告白する勇気をあなたに〜』に続くフジテレビ系列でのレギュラー番組でした。また、
リリー・フランキーにとっても、約2年半ぶりのフジテレビ系列でのレギュラー番組出演となりました。
『真夜中』は、
深夜の時間帯ならではの独特な魅力と、個性豊かな出演者、そして質の高い制作体制によって支えられた、記憶に残る番組でした。
深夜の街を舞台にした、予測不可能な展開と、そこで出会う人々との交流は、多くの視聴者の心に残る作品となりました。