真昼の月 (音速ラインの曲)

シングル「真昼の月」の詳細

「真昼の月」（まひるのつき）は、音速ラインによる日本のバンドの6枚目のシングルで、2007年3月21日に発売されました。このシングルは、ユニバーサルミュージックからリリースされたもので、音速ラインの魅力を凝縮した楽曲が収められています。

リリース概要

このシングルは、通常盤と初回生産限定盤の2種類が用意されています。初回生産限定盤には、その名の通り特別なボーナス・トラックが収録されており、ファンにとっては嬉しい内容となっています。また、プロモーションビデオ（PV）は深津昌和が手掛けており、映像には昭和のロマンポルノ風のラブシーンが取り入れられています。この独自のスタイルは、聴く人に深い印象を与えるものとなっています。

特に、このシングルは2016年時点で、外部プロデューサーが関わった音速ラインのシングルとしては唯一の作品であり、アーティストの新しい試みを感じさせます。音楽的な実験が行われた様子も伺え、大サビを含む提案について、メンバーの根岸孝旨が「どれがサビかわからなくなる」と指摘し、そのアイデアが却下されたというエピソードもあります。このように、制作過程にはさまざまな意見交換があったことが伺え、音楽の創造性を高めるための努力がなされていたことがわかります。

収録曲一覧

シングル「真昼の月」には、以下の3つの楽曲が収録されています。

• - 真昼の月 [4:06]

作詞・作曲：藤井敬之
編曲：根岸孝旨・音速ライン

• - 夏なんです [3:26]

作詞：松本隆
作曲：細野晴臣
編曲：音速ライン
(はっぴいえんどのカバー)

• - ありがとうの唄 (ボーナス・トラック) [2:29]

作詞・作曲：藤井敬之

これらの曲は、オリジナルアルバム『三枚おろし』に加え、ベストアルバム『おとし玉～ベリー ベスト オブ 音速ライン』にも収められています。また、「夏なんです」はベスト『風味絶佳～音速ライン レア・トラック集～』にも収録されています。

タイアップ

シングルタイトル曲「真昼の月」は、いくつかのタイアップに起用されています。具体的には、NTV系の音楽番組「音楽戦士 MUSIC FIGHTER」の2007年3月度のエンディングテーマとして流れたほか、FCTの「ゴジてれ土曜版」のエンディングテーマにもなりました。また、音速ラインのラジオ番組「音速ラインのラジオ百景」のテーマソングとしても使用され、広く楽曲が親しまれるきっかけとなりました。

このように、「真昼の月」は音速ラインの音楽的探求心と独自性を示す一枚であり、聴く者に深い印象を与える作品です。

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