眠らない大陸クロノス

眠らない大陸クロノス

『眠らない大陸クロノス』は、韓国のLizard社が開発したMMORPGです。日本では株式会社ヴァロフジャパンが配給・運営を行っています。

2003年4月25日にアルファテストが開始され、同年10月27日に正式サービスがスタートしました。2006年3月14日には基本料金無料化を含む大規模なリニューアルが行われ、2007年8月28日にもシステム面での大幅なアップデートが実施されました。

ストーリー

クロノス創造〜タルタノス戦争

太古の時代、クロノス大陸を創造した3柱の神々、火のラピス、水のエクシリス、雷のコエリスが存在しました。彼らはそれぞれの力で人々に愛、理性、戒めを与え、大陸を平和に導きました。

しかし、2000年に一度開かれる時間と空間の門「ハローゲート」から、異世界の神々がクロノスに侵入。当初は歓迎されたものの、マクアペルの野望により状況は一変します。

マクアペルは魔石「プリモディウム」の力で世界を支配しようとし、三主神との間で激しい戦いが勃発。スケイプーの協力を得て三主神はマクアペルを封印しますが、ラピスとエクシリスは失われます。

その後、マクアペルの信奉者たちがプリモディウムの研究を開始。教団アクモディウムは新たな力を得て、マクアペルの復活を目論みます。これに対抗するため、残されたコエリスは大陸保護組織「オラクル」を創設。異世界から訪れたアリエヌス三神もオラクルに協力し、アクモディウムとの間で「タルタノス戦争」が勃発します。

タルタノス戦争終結〜シドスの降臨

207年の周期で五期に渡り続いたタルタノス戦争は、コエリス教団の勝利で幕を閉じました。しかし、1000年の平和の後、新たな脅威「シドス」が現れます。彼はアクモディウムを支援し、魔神復活を企てます。再び混沌に陥ろうとする世界を救うため、神々の加護を受けた4つの力、「マジシャン」「パラディン」「ヴァルキリー」「ウォリアー」が立ち上がります。

特徴

成長武器

プレイヤーの経験値を吸収して成長する武器システムです。レベルに応じて色が変わります。Lv30で成長が止まり、別の成長武器を生贄にすることで完全体となります。Lv35になるとプレイヤーと一体化し、強力な攻撃が可能になります。

エンチャントシステム

エンチャントストーンを使用し、装備アイテムを強化するシステムです。ただし、失敗するとランクが下がったり、アイテムが消滅するリスクもあります。

ユニオンウォー

毎週土曜日に開催される陣取り合戦です。ギルドで結成されたユニオンが、シティス＝テラのサンツスミコ地域を舞台に支配権を争います。勝利したユニオンは、税率などを決定できます。

ペットシステム

有料アイテムとして、経験値を吸収して成長するペットが存在します。レベルに応じてアイテムボックスが増加します。リトルドラゴン、コブタなどが実装されています。

マスターシステム

レベル115に達すると、マスターに転生できます。ステータスとスキルは初期化されますが、レベルアップで得られるポイントが増加します。マスター専用の装備も存在します。

キャラクター

マジシャン

アリエヌス三神の一人、コンシルスから魔法を伝授されたのが起源。カノン魔法学校で専門的な教育を受けた者たちです。

パラディン

コエリス教団の英雄ザーカリアス=ラーソンが設立した騎士団の兵士。支援スキルに特化したプレイスタイルが特徴です。

ヴァルキリー

世界の均衡を保つ使命を持つ種族。高い攻撃力と俊敏性を誇ります。

ウォリアー

アクモディウムの人体改造によって生まれた存在。軍神バルデウスに守られ、力を蓄えてきました。ソロプレイに強く、戦闘のエキスパートです。

事件

『クロの増殖』バグ

2003年末から2004年初頭にかけて、ゲーム内通貨クロが増殖するバグが発生。運営は自主返却を呼びかけ、回収を行いました。

親日派狩りイベント

2007年、韓国版クロノスで「親日派狩りイベント」が実施されました。日本の武士を模したモンスターを倒すイベントで、物議を醸しました。

その他

2006年4月28日にGyaoのテレビ番組にて眠らない大陸クロノスが紹介され、当時未到達だった「カノンの図書館」ダンジョンの29Fを公開しました。

関連項目

MMORPG
オンラインゲーム
やまだひさしのラジアンリミテッドDX
西口有香

外部リンク

日本公式サイト - ヴァロフジャパンによる日本クロノス公式サイト
韓国公式サイト - Lizard社による韓国クロノス公式サイト

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