矢島卓郎

矢島 卓郎

1984年3月28日、滋賀県滋賀郡志賀町（現在の滋賀県大津市）に生まれた矢島卓郎は、日本の元プロサッカー選手です。主にフォワード（FW）として活躍しました。

選手経歴

矢島氏のユニークな経歴は、サッカー推薦ではなく一般入試で県内有数の進学校である滋賀県立膳所高校から早稲田大学へ進学した点にあります。大学でサッカーを続け、早稲田大学ア式蹴球部に所属していた2004年と2005年には、特別指定選手として川崎フロンターレに登録され、Jリーグの舞台を経験しました。大学時代の監督であった大榎克己氏の推薦もあり、卒業後となる2006年に清水エスパルスへ入団し、プロキャリアをスタートさせました。清水では3シーズンにわたりプレーし、フォワードとして経験を積みました。

2009シーズンからは、特別指定選手として縁があった川崎フロンターレへ完全移籍。ここでも攻撃陣の一角として活躍を見せ、2013シーズン終了まで5年間チームに貢献しました。川崎との契約満了後、2014年には横浜F・マリノスへ移籍し、2シーズンプレーしました。そして現役最後のクラブとなったのは、2016年に完全移籍で加入した京都サンガF.C.です。このシーズンをもって、矢島氏はプロサッカー選手としてのキャリアに終止符を打ちました。

プロフィール詳細

生年月日: 1984年3月28日
出身地: 滋賀県
ポジション: フォワード（FW）

所属クラブ遍歴

ユース時代:
ラーゴFC
志賀町立志賀中学校
滋賀県立膳所高校
2002年 - 2005年: 早稲田大学
2004年 - 2005年: 川崎フロンターレ (特別指定選手)
プロ時代:
2006年 - 2008年: 清水エスパルス
2009年 - 2013年: 川崎フロンターレ
2014年 - 2015年: 横浜F・マリノス
2016年: 京都サンガF.C.

Jリーグ記録

Jリーグ初出場: 2004年11月27日 J2 第44節 サガン鳥栖戦
Jリーグ初得点: 2006年4月1日 J1 第6節 ガンバ大阪戦

指導者として

現役引退後、矢島氏は指導者の道へ進みました。2017年からは古巣である川崎フロンターレのスタッフとして活動を開始しています。当初はスクール・普及コーチとして、サッカーの楽しさや基礎を子どもたちに教えていました。2019年からはアカデミーの指導に携わるようになり、U-18コーチを務めました。その後、2020年から2022年にかけてはU-12コーチとして育成年代のより若い選手たちの指導にあたります。そして、2023年からはU-15等々力コーチとして、次世代のプロ選手育成に情熱を注いでいます。選手としてだけでなく、指導者としても川崎フロンターレの育成組織で重要な役割を担っています。

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