知りたがり!

『知りたがり!』の概要

『知りたがり!』は、2010年から2013年にかけてフジテレビで放送された情報番組です。この番組は、政治、経済、スポーツ、芸能など幅広いジャンルの最新情報を特集し、視聴者からの意見も取り入れながら進行されました。

放送のスケジュール

最初のシリーズは、平日の午前中に生放送され、主に最新ニュースの解説が行われました。総合司会にはフジテレビの伊藤利尋アナウンサーが起用され、また金曜日のみ田村淳がメインコメンテーターとして参加していました。視聴率は概ね5%前後で安定していましたが、特に2011年のワールドカップバレーボール期間中には特別番組も設けられ、視聴者からの関心を集めました。

第2シリーズの改革

2012年4月からは放送時間が午後に移行され、伊藤アナウンサーは引き続き司会を務め、新たに住吉美紀が加わりました。田村淳も金曜日以外の曜日に出演し、全曜日レギュラーのコメンテーターとして活躍しました。午後の情報番組を増やす目的での枠移動は、視聴者のニーズに応える形でなされましたが、視聴率は2%台に低迷し、2013年には終了する運びとなりました。

芸能とリポーティング

番組内では、料理コーナーやディノスのテレビショッピングも継続され、視聴者の生活に密着した情報を日々提供しました。また、特定のコーナーでは正規のコメンテーターによる知識披露が行われ、視聴者が一緒に考える機会も提供されました。コーナーの内容には健康やライフスタイル情報が多く含まれ、コミュニティ参加を促す方向性が見られました。

テーマソングと視聴者の呼びかけ

プログラムの各シリーズにおいて、テーマソングが異なり、第1シリーズのテーマソングからは「クレイジーケンバンド」の楽曲が使われていましたが、第2シリーズでは森高千里の「しりたがり」が採用されました。視聴者はFAXやメールを通じて意見を寄せ、その反応が番組に反映される形式は禁止されておらず、視聴者参与型のスタイルを強調していました。これにより視聴者との双方向性が促進され、より親しみやすい番組作りを目指していました。

番組の終了とその後

最終的には2013年3月に番組は終了し、後番組として『アゲるテレビ』が放送を開始しました。この新番組は、『知りたがり!』からの引き継ぎ要素が多く見られたため、視聴者にはなじみ深い形で登場しました。また、日前の情報番組の土台を受け継ぎつつ新たな試みがなされました。

『知りたがり!』は、情報番組としての役割を果たしつつ、視聴者の意見を反映させることで、自らの存在意義を強化していたと言えるでしょう。このスタイルは、当時のテレビ番組制作において重要な方向性の一つであったのです。

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